厳しい投資環境が続いています。先行きも不透明で、今後の投資戦略を再検討している投資家も多いと思います。昨今では米国株式市場が大きく成長し、米国株投資家が大いに報われました。今後もこの流れが続くのか、それともリセッションで暴落してしまうのか、実際にはFRB含め誰にも分からないと思います。 ここ十数年、上記のような目立つ勝ち組が居る一方で、全く意図せずに十分な運用成果を上げてきた層があります。投資に関心がなく、何もしなかった人たちです。つまり、資産の大部分を預貯金のまま眠らせていた大多数の日本人です。言い換えれば、彼らは日本円という通貨に全財産を全集中してきました。それが意図的な投資かどうかはともかくとして、長年デフレから脱却できない日本では、まさに理にかなった投資行動でした。彼らは「自覚なき勝ち組」と言えます。 デフレ経済下では、モノに対してお金の価値が上がっていきます。日本はバブル崩壊以降