全国の小中高校などで令和元年度に認知されたいじめが前年度から6万8563件増加し、61万2496件と過去最多を更新したことが22日、文部科学省が実施した問題行動・不登校調査で分かった。初めて60万件を超え、とりわけ小学校での増加が目立った。心身に大きな被害を受けるなどの「重大事態」も前年度から121件増の723件と過去最多を記録した。 調査によると、学校別のいじめ認知件数は小学校48万4545件(前年度42万5844件)▽中学校10万6524件(同9万7704件)▽高校1万8352件(同1万7709件)▽特別支援学校3075件(同2676件)-。小学校では児童1千人あたり75・8件(同66件)のいじめがあり、5年前の平成26年度の4倍の水準に達した。 いじめを認知した学校の割合は26年度の57%から83%まで増えており、文科省は「からかいなど初期段階を含めて積極的に認知するようになっている
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