ソーシャルゲーム人気が爆発している。mixiやGREE、モバゲータウンなどで、数百万人単位のユーザーを集めるゲームも珍しくない。iPhoneやAndroidも、新たなゲームプラットフォームとして注目を浴びている。 そういったプラットフォームでゲーム開発の主役に躍り出ているのは、ネットベンチャーや携帯コンテンツメーカーなど。ゲーム開発経験の浅い企業の躍進も目立っている。 「業界が転換点に来ている」――ゲームプロデューサーの加藤拓さん(32)はこの4月、8年半務めたスクウェア・エニックスを辞め、ソーシャルゲームメーカー「ミラクルポジティブ」を起業した。 「スクウェア・エニックスもいい会社で、面白かった」が、ゲームを取り巻く環境が急速に変化する中、「迷っている暇はない」と、ソーシャルゲームの海に飛び込んだ。 初心者を狙いのゲームが大半のソーシャルゲーム業界で、あえて“ゲーム玄人”にターゲットを絞