わいせつ行為で処分される教員が後を絶たない。担任でありながら教え子と性的な関係を持った教員は、「別れたい」という女子生徒からの相談に耳を傾けずに関係を続けた。悩んだ女子生徒は自殺未遂をして、今も意識不明だ。性暴力は「魂の殺人」と言われ、被害者たちは心に大きな傷を負う。教員と教え子という関係に悩み、命を絶とうとした生徒とその家族の「癒えぬ心」を報告する。 【動画】不登校だった三代目JSB・小林直己さんに兄「家にいるな、渋谷に行け」 <ママ、今どんな表情をしていますか><こんなダメな私でごめんなさい>。2019年1月、大分県立高校の2年生だった女子生徒(19)は、母親宛ての遺書を残して自殺を図った。命はとりとめたが、今も意識不明の状態が続く。なぜこんなことを――。手がかりを探し求めた母親は、娘のスマホに残るメッセージを読んで驚がくする。そこには、信頼していた男性教員からの信じられない誘いの言葉