こども家庭庁は2023年12月に、2022年度版となる「少子化の状況及び少子化への対処施策の概況(こども白書)」を発表した。主に結婚関係や子供の要因の観点から各種統計を収録し、対応する政策などをまとめた白書で、昨今の子育て問題などを網羅、あるいは検証できる指標が数多く盛り込まれている。そこでその中から重要な値や過去に記事として取り上げた内容を確認した上で、最新の値を反映させ、または別途さらなるデータを一次資料から補完し、現状の把握や、今後の検証に役立てる資料を構築していく。今回は年齢階層別の未婚率の推移のグラフの再構築と精査を行うことにする(【少子化の状況及び少子化への対処施策の概況】)。 最新の白書では今件「年齢階層別未婚率の推移」について、最新の国勢調査の確定報となる2020年分を反映した値が掲載されている。ただし収録されている値は25〜39歳分までの5年区切り値のみのため、直近分とな