ブラック校則は最近、映画やテレビドラマの素材にもなり、生徒や保護者を中心に大きな関心事になっている。天然の髪の色まで否定して黒髪を強要したり、必要な生徒にまでブラジャーを禁止したりするなど、多くの人が疑問を覚えるほどの校則が少なくない。 しかも、教育基本法でも校則の正当性を担保する法的根拠があいまいであるため、人権侵害に相当するブラック校則も多々あり、「学校は治外法権」と指摘する向きもある。そもそも校則について、文科省は以下のように明記している。 「校則とは、児童生徒が健全な学校生活を営み、より良く成長・発達していくため、各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められる一定の決まりです。校則自体は教育的に意義のあるものですが、その内容・運用は、児童生徒の実態、保護者の考え方、地域の実情、時代の進展などを踏まえたものとなるよう、積極的に見直しを行うことが大切です」(文科省のHPより) 2018年3