船頭多くして船山に上るの解説 【読み方】 せんどうおおくしてふねやまにのぼる 【意味】 船頭多くして船山に上るとは、指図する人が多くて方針の統一がはかれず、物事がとんでもない方向にそれてしまうことのたとえ。 【注釈・由来】 船頭とは、和船の船長のこと。 一艘の船に何人も船頭がいたら、船は山に登ってしまうようなおかしな方向に進んでしまうことから、指図する人ばかりが増えて物事が見当違いの方向に進んだり、うまく運ばないことをいう。 「多くして」は「多うて」「多くて」「多ければ」「多けりゃ」、「山に上る」は「山へ上る」「山に上げる」「山に着く」などともいう。 【出典】 - 【例文】 ・あのチームには優秀な人材ばかりが揃ったが、船頭多くして船山に上るで、それぞれリーダー的な要素が強いため、案外うまくいかないかもしれない。 ・船頭多くして船山に上るというもので、指示通りに動ける人がいなければ収拾がつか
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