業績悪化が止まらず、窮地に立たされているマクドナルド(写真はイメージであり本文とは直接関連していません)業績悪化が止まらないマクドナルドの内部で、まことしやかにささやかれている噂がある。 この6月にも、全国でフランチャイズ店を経営するオーナーたちが苦境に耐えかねて、一斉に撤退するかもしれない―。 現場と関係者の声を拾いながら、その真相を追った。 ■なぜFCオーナーは追い詰められたか? マクドナルドが窮地に立たされている。日本マクドナルドホールディングスが発表した昨年(2014年12月期)の最終損益は218億円の赤字で、今年1月~3月期の最終損益は145億円の赤字。今年度の業績も380億円の赤字になる見込みだ。 昨年7月に中国の加工工場で期限切れ鶏肉を使用していた問題が起きて客離れが加速し、さらに今年1月に全国各地で発覚した異物混入が追い打ちをかけた。昨年7月からの既存店売上高は前年同月比1