この調査は、国内の結婚、出産、子育ての現状と課題を調べるために、当研究所がほぼ5年ごとに実施している全国標本調査です。夫婦の方への調査と、独身の方への調査を同時に実施しています。それぞれの政策的な課題を社会科学的な立場から探ることが主な目的です。とりわけ今日の日本では少子化が進行し、これにともなう人口減少と高齢化、そして人々の生き方の変化は、今後の日本社会に大きな影響を与えるものです。この少子化の現状を把握し原因を解明することは、本調査の大切なテーマのひとつです。 調査結果 (夫婦調査)
1.夫妻の結婚過程 (1)初婚年齢、出会い年齢、交際期間 出会い年齢が上昇、交際期間も延長し、晩婚化がさらに進行 過去5年間の結婚について、夫妻が初めて出会った時の平均年齢は、夫25.6歳、妻24.3歳であり、ともに上昇した(表1-1)。また、出会ってから結婚するまでの平均交際期間は4.3年となっており、この項目の調査を始めた第9回調査(1987年)に比べると1.72年(68%)も長くなった。夫妻が25歳までに出会う割合(表1-2)は、夫の場合約半数(49.6%)、妻では約6割(57.4%)であり、全体として出会いが遅くなっている。これらの変化の結果、平均初婚年齢はいぜん上昇を続けており、晩婚化が進行している。 (2)出会いのきっかけ、結婚のきっかけ 職場、友人やきょうだい、学校を通じた出会いが7割を占める 夫妻が知り合ったきっかけについて見ると、「友人・兄弟姉妹を通じて」、「職場や仕事で
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