人工知能(AI)が手塚治虫の作品を学習し、物語の原案などを担った新作漫画「ぱいどん」が26日、東京の講談社で披露された。プロジェクトに参加した長男の真さんは「AIが漫画を描くなんて、まさに手塚作品のよう」と感想を語った。27日発売の漫画誌「モーニング」に掲載される。 作品は2030年の東京でホームレスの哲学者「ぱいどん」が事件を解決する物語。AIが「ブラック・ジャック」などの手塚漫画を読み込んでシナリオ原案を作り、人間の脚本家が手を加えて仕上げた。登場人物の顔も、AIが手塚漫画のキャラクターを学習するなどしてデザインした。後編も制作中という。