ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (3)

  • 「貧困の壁を越えたイノベーション」湯浅誠がこども食堂にかかわる理由

    地域の住民が子どもたちに事を提供する「こども堂」が急速に増えている。NPO法人「全国こども堂支援センター・むすびえ」の調査(6月末発表)によると、全国に3718カ所。3年前の12倍という勢いだ。 「貧困問題の世界に起きたイノベーション。自分が越えられずにきた壁を越え、インフラになりつつある」。支援にかかわってきた社会活動家・湯浅誠さんは、そうたとえる。 30年前、路上生活者の支援を始めて以来、どう訴えても越えられずにきた、貧困を取り巻く「壁」。 それは人の思考の中にあるという。 この春、東京大学先端科学技術研究センターの人間支援工学分野に、特任教授として着任しました。テクノロジーを使って人間関係を支援していく分野と縁ができたので、10年ほど前に考えた道具を作れたらいいな、と思っています。 内閣府の生活実態調査を見ると、月1-2回しか友人や家族と話さない人が10%ほどいます。日常会話の

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    miyatoru
    miyatoru 2019/12/08
  • 「親より良い生活はできない」日本に求められる新しい人生観

    先進国では概して将来への展望は暗いが、その中でも日は突出している Ocus Focus-BIGSTOCK 人間は加齢とともに成長してやがて老いるが、それは社会にもあてはまる。このアナロジー(類推)で言えば、日はすでに老いを迎えた社会だ。経済発展(成長)の山はとうに越え、これから先は縮小するだけ。このような見通しは、人々の将来の展望にも反映され、「これから先、生活は悪くなる」と考える人が増えてきている。 子どもの将来を悲観する人も多い。アメリカの調査機関ピュー研究所が2014年に実施した国際意識調査では、「子どもの将来の暮らし向きは、親世代よりも良くなるか、それとも悪くなるか」と尋ねている。これに対する日人の回答を見ると、79%が「悪くなる」と答え、「良くなる」は14%しかいない(残りは「同じようなもの」、「分からない」)。 まさに「希望が持てない社会」だ。しかしこうした傾向は万国共通

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    miyatoru
    miyatoru 2018/09/09
  • 幼稚園は「能力」を育てる場所なのか 2018年度改訂「幼稚園教育要領」への疑問

    オバマ大統領の広島訪問や消費税増税再延期についての議論が盛んな中、5月31日の朝日新聞に小さく載った記事に驚いた。文部科学省が、2018年度に新しくする「幼稚園教育要領」から、「教育内容」だけではなく幼稚園児の「能力」についての目標を盛り込む方針を固めたという。 文科省の諮問機関である中央教育審議会で示されたもので、現時点では「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」などの10項目が候補として挙げられており、10項目の詳細を補足する計46の小項目の中には「日の国旗や国際理解への意識や思いが芽生えるようになる」などの記載もある。幼稚園児に向かって「日の国旗」への「思いが芽生える」との字面は、なんとも唐突に思えるが、実は現在の幼稚園教育要領に、既に近しい記載がある。「第2章 ねらい及び内容」の「環境」の項目にある、「(11) 幼稚園内外の行事において国旗に親しむ」だ。 先述した通り、

    幼稚園は「能力」を育てる場所なのか 2018年度改訂「幼稚園教育要領」への疑問
    miyatoru
    miyatoru 2016/12/08
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