購読料据え置きでも/読売新聞ついに「600万部割れ!」 1年間で46万部のマイナス。新聞全体が縮小する中で読売のシェアは高まっているが……。 2024年6月号 LIFE by 井坂公明(メディア激動研究所所長) 2023年から24年にかけて全国紙や地方紙が相次いで購読料を引き上げる中で、2度にわたり「据え置き」宣言を出して読者の取り込みを狙ってきた読売新聞だが、これまでの部数減少の流れを食い止めることはできず、この3月にはついに朝刊販売部数が600万部を割り込んだ。1度目の据え置き宣言を出した23年3月から1年間で46万部のマイナスと、全国紙の中で最大の減少となった。購読料の据え置きによる他紙との価格差によって、読者離れを防止したり読者増を図るのは難しいという厳しい現実が浮き彫りになった形だ。 23年春以降の各紙の購読料引き上げは、ウクライナ戦争などによる原材料費の高騰や円安を背景に、製紙
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