ゴールデンウィークの最中、Yahoo!をMicrosoftが買収、あるいはネット部門で提携するというニュースが世界中を駆け巡った(「マイクロソフトがヤフーの買収に乗り出しか--米紙報道」)。最新OSのWindows Vista、そして最新版Officeなどの出荷もあって業績は好調なソフトウェア最大手のMicrosoftであっても、その本質的な「強み」について、圧倒的な「脅威」とまでされた過去の風潮は薄れ、一部ネットの先端的な論者の中では「考えなくていい」「忘れていい」とさえ語られている存在だという。ゆえに、やはりネットの中ではスーパースターであったポータルプレーヤーのYahoo!とともにGoogle包囲網を形成し、かつての栄光の奪還を狙う――というストーリーは、本質的な意味での無理は感じるものの、選択としては「ある」と思う向きも多かったのではないか。 かつてPCの世界の覇者であったMicr
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