★ 自分の姫を護る為ならば見ず知らずな下女への痴漢行為も厭わない騎士 電車に乗っていると、「腕を回して彼女を周囲の混雑からガッチリガードする頼もしい彼氏&護られる彼女」のカップルを、時折見かける。存在自体には「ふーん」程度の感慨しか抱かないが、彼氏のガッチリガードアームが自分の身体に押し当てられると、話が違ってくる。通常存在しない位置で存在しない角度の腕が存在する事が、非常に邪魔ったるしく感じられて、気持ちがザワついてくる。こういう時は、心の中で深呼吸数回、穏やかな気持ちを呼び起こしながら、自分で自分を説き伏せる。 ――電車が混んでいるのは、間違いなくこのカップル達のせいではない。 ――時間帯と服装から見るに勤め人である可能性の著しく高い彼等がこの電車に乗り合わせているのも、十中八九彼等のせいではない。 ――混んだ電車に乗る人の吊革や手すりに掴まって踏ん張る腕が邪魔ったるしいのは、骨折の危
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く