唐沢 (略)ところが、その状態が続くとふと不安になって、俺はこの現状に満足してしまうんじゃないか、ルサンチマンがなきゃいけないんじゃないか、と、突如として不安にかられてしまった。 岡田 「ルサンチマンがなきゃいけない」、俺にはない考え方だ(笑)。 唐沢 ルサンチマンは、先天的に持ち合わせている人と、後天的に作り上げるタイプの二種類がいて、僕自身はなまじ他人とコミュニケーションをとれる能力もあったし、女性ともつきあえただけに、逆になにか欠損を作らなきゃいけないみたいな思い込みがすごくありましたね。 それで変な話ですけどね、一生にいっぺん、そのとき女断ちというものをしたんです。 (岡田斗司夫・唐沢俊一 対談「オタク伝説を背負って」『オタクの迷い道』) あまりにも普段どおりだったので、今日になるまでバレンタインデーの存在に気づきませんでした。 田舎住まいなので、バレンタインのセールとかが目に入る