小説家になろうの月間ランキングでは長らく「悪役令嬢モノ」がブーム。いつの間にやら大流行り、書籍化作も読み切れないほど出てきて、女性向け恋愛モノとしては一大ジャンルになりました。 悪役令嬢モノというのは「前世でプレイした"乙女ゲーム"or愛読していた"少女マンガ"の世界に転生した主人公が、自分は"ヒロインをいじめる悪役"のポジションだと気がつき、シナリオで予定されたバットエンドを回避するため東奔西走する」系ジャンル。 それ以前、女性向けでは「乙女ゲーム世界に脇役(モブ)転生して傍観生活」がブームでしたが(詳しくはなろう女性向けのブーム変遷)、大分能動的になった印象です。傍観系脇役だとやはりストーリー展開しづらいんですかねー。 悪役令嬢モノは、既定の物語に干渉して運命を捩じ曲げる、カタルシス的な要素が読者にウケた気がします。局地的に流行った「ざまぁ」展開(実は腹黒な良い子ちゃんヒロインに陥れら
S-Fマガジン 2014年 06月号 [雑誌] 早川書房 2014-04-25 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 先月発売された『S-Fマガジン』誌上で、吉田隆一さんと泉の対談記事が掲載されています。 これはお読みいただいた読者さんには承知済みだと思われますが、「ジュヴナイルSF特集」という記事の中で、主に「80年代頃の朝日ソノラマにおけるジュヴナイルSF」にテーマを絞った談話になっていました。 実は3時間くらい語り合っていた分量(吉田さんの話を泉が聞いていたところが大きいですが)に対し、当然ながら紙幅の都合上でカットされた部分もたくさんありました。 その中でも、特に、菊地秀行や夢枕獏に代表されるような「伝奇ヴァイオレンスSF」「学園バイオレンス」について語った内容は、ほんのちょっと混ぜ込むのが精一杯でした。 そこで、ささやかな補足も兼ねて、泉が持参し
つまり1999年ですね。新年一発目から懐古にひた走るのも自分らしいかなあと思ったので。個人的に重要なものと世間的に重要なもの、リアルタイムで見ていたものとそうでないものがごっちゃになってます。 ライトノベル 『ブギーポップ』『マリみて』『フルメタ』がスタートした前年と比べると地味目。 富士見はなんだかんだ言ってまだこの頃は元気。日販ランキングを見ると、以降は下り坂だけど……。この年も、榊一郎『棄てプリ』、星野亮『ザ・サード』、舞阪洸『火魅子伝』がスタートし、『まぶらほ』の築地俊彦、『Dクラ』の宇野耕平(旧PN)がデビューしている*1電撃は、『歪曲王』『夜明け』『ペパーミントの魔術師』『エンブリオ浸蝕』と今では考えられないハイペースだった『ブギーポップ』を中心に力を蓄えつつある時期。この年鳴り物入りでデビューした『コールドゲヘナ』のアニメ化が頓挫しなければもうちょっと以降の流れが早くなってた
漫画好きにオススメのエロ漫画 海野螢「少女の異常な愛情」のコマ割りがすげー! - karimikarimiで紹介されている海野螢先生で,半世紀分の「漫画のコマ割り」を見てみようと思う. 手塚治虫のコマ割りを見る (左,海野螢「少女の異常な愛情」.右,手塚治虫「ブラックジャック」) 手塚治虫は,漫画のコマ割りを話すとき必ずといっていいほど引用される.その代表的なコマがこれで,嵐の中で船が揺れている様子がコマを使って表現されている. 斜めのコマ割り=松本零士を見る (左,海野螢「少女の異常な愛情」.右,松本零士「戦場まんがシリーズ」) この回は全ページ・全コマが斜めになっている.これだけ徹底してコマを斜めに切ることは普通しない.しかし,例外が存在する.それは松本零士である. 松本零士の漫画はほぼ全部斜めのコマ割りで構成されている. 普通,違和感であったりスピード感を出すためにコマを斜めに切るの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く