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史に関するmizunotoriのブックマーク (253)

  • 名作で振り返るライトノベル40年史

    好きな作品を挙げながらライトノベル歴史を振り返ろうという試みです。ライトノベルを読み始めたのは、男性向けだと『キマイラ吼』、女性向けだと『なぎさボーイ』からなので、そこら辺から振り返っていきますね。だいたい40年ぐらいのライトノベル史をカバーしていると思います。 1982年 キマイラ吼 /夢枕獏 /ソノラマ文庫 amazon.co.jpソノラマ文庫は1975年創刊。創刊しばらくは、『宇宙戦艦ヤマト』と『機動戦士ガンダム』のノベライズ、あとは『クラッシャージョウ』(1977年) ぐらいしかヒット作がなかったのだけど、1980年代に夢枕獏と菊地秀行を得て、ようやく安定した人気を獲得する。ただ、夢枕獏と菊地秀行に続く作家が『ARIEL』(1987年) の笹祐一ぐらいしかいなくて、1990年以降、失速することになるのだけど。 いやまあ、1990年代のソノラマでも、庄司卓の『倒凶十将伝』(199

    名作で振り返るライトノベル40年史
  • 「悪役令嬢を探して」第1回:「乙女ゲームの悪役令嬢」は実在するのか? 90年代乙女ゲームから悪役令嬢を見出してみよう

    「悪役令嬢を探して」第1回:「乙女ゲームの悪役令嬢」は実在するのか? 90年代乙女ゲームから悪役令嬢を見出してみよう ライター:向江駿佑 近年人気を集める「悪役令嬢」もの。だが,そのイメージソースとされる「乙女ゲームの悪役令嬢」の存在については,これまで幾度となく疑義が呈されてきた。では,当に乙女ゲームに悪役令嬢は存在しないのだろうか? 今回4Gamerでは,ゲーム研究者・向江駿佑氏に依頼し,乙女ゲームの中に見出せる「悪役令嬢」の歴史を,全3回にわたって編纂してもらうこととした。第1回は90年代,第2回は00年代,第3回では10年代〜を取り扱う予定だ。「アンジェリーク」以降無数にリリースされてきた作品群の中にある悪役令嬢たちの輝きを,ぜひ読者諸氏にも確認してほしい。 2024年3月にNintendo Switch用ソフト「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」(オペラハウス)が発売されるな

    「悪役令嬢を探して」第1回:「乙女ゲームの悪役令嬢」は実在するのか? 90年代乙女ゲームから悪役令嬢を見出してみよう
  • ラノベ史において「妖精作戦」がこれほど重要視されるのがよくわからない。それなら「ARIEL」だろって話【ライトノベルを考える】

    さて、今回は笹祐一作品「妖精作戦」に対して、以前から思っていた疑問についてです。 先日、twitterでこの疑問についてツイートしました。 炎上覚悟で書くんだけど、 ラノベ史において「妖精作戦」がこれほど重要視されるのがよくわからない。笹祐一作品だと「ARIEL」のほうが重要ではないか、と常々思っている。 そもそも「妖精作戦」て当時そんなにヒットしたの? 当時ソノラマ文庫よく読んでいたけど、全然知らなかったよ。 笹祐一という作家を知ったのは、獅子王で「ARIEL」が話題になってからだったなぁ。 街の屋で平積みされていたソノラマ文庫は、菊地秀行や夢枕獏、アニメノベライズが多くて、清水義範作品は棚にズラッと並んでいて、買わなかったけど人気あるんだなと名前だけは知っていた感じ。 90年代ラノベへの連続性は「妖精作戦」より「ARIEL」だと思うんだよね。「妖精作戦」が現れたから、なにかが変

    ラノベ史において「妖精作戦」がこれほど重要視されるのがよくわからない。それなら「ARIEL」だろって話【ライトノベルを考える】
  • ライトノベルの始まりの頃。1970年代起源説は間違い

    ライトノベル、つまり若者向けのエンタメ小説は、コバルト文庫やソノラマ文庫が登場した1970年代に生まれたと言われてるんですが、コバルト文庫にはコバルト・ブックス、ソノラマ文庫にはサンヤングシリーズとそれぞれの前身に当たるレーベルが1960年代に登場しているんですよ。普通に考えれば、ライトノベルの起源は1960年代まで遡れる。 誰ですか? 1970年代がライトノベルの始まりと間違ったことを言い出した人は?? もちろん、1960年代に登場した若者向けの小説はあくまで源流であって、段階を経てライトノベルらしくなっていきます。 1966年 若者向け小説の登場 ← 『小説ジュニア』創刊 1969年 アニメ・漫画の影響が強くなる ← サンヤングシリーズ創刊 1976年 文庫レーベル化 ← コバルト文庫&ソノラマ文庫創刊 1977年 新時代の作家の登場 ← 氷室冴子&高千穂遙デビュー 1986年 ゲーム

    ライトノベルの始まりの頃。1970年代起源説は間違い
  • 日本D&D興亡史|柳田真坂樹

    以下の記事はブログメディア、TokyoDevにて公開されている『The rise and fall of D&D in Japan』の元になった原稿です。 日在住の英語話者向け記事として「日におけるD&Dの歴史」をまとめてほしいという依頼を受けたため、刊行されていたり、自分が立場上知り得た情報に基づいて日のD&Dの歴史と展開を追いました。 英語版の記事は、編集部の協力により、この記事からディテール部分を大幅にカットしてD&Dの興亡と現状、影響をシンプルにまとめたものとなっています。 1985年、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(以下D&D)は日で爆発的なヒットを記録し、日語版『ベーシックルールセット』は発売された年だけで10万部を売り上げた。翌年にはゲーム雑誌『コンプティーク』にてD&Dのセッションの様子を読み物とした記事、『D&D誌上ライブ ロードス島戦記』が掲載された。この記事を

    日本D&D興亡史|柳田真坂樹
  • 小説家になろう年表|白椿

    何か気付いたらその都度入れていく予定。 日数に太字を使っているのは、「小説家になろうグループの歴史」に記載されている、あるいは以前は記載されていたもの。 小説家になろう前史1999年10月 コナンのページ開設 (=ウメ研究所設立 「1999年にウメが1人で設立しました。」) 2000年02月06日 コナン小説リングへと名称変更 2002年~2003年 携帯小説および小説執筆システムの研究を開始。ウメ研究所誕生および企画開始 (矛盾する記述であり、まぁ無かったことにされたのだろう) 2003年09月 小説家になろうの制御システム「NW-SYSTEM」開発開始 2004年 開設04月02日 小説家になろう運営開始 (梅崎氏が大学入学) 04月11日以降 最初の作品投稿 (N0001Aはコナン小説リング由来。 コナン小説リングで投稿規定を変更したのがこの日) 2005年03月21日 18禁小説

    小説家になろう年表|白椿
  • 作品で振り返る電撃文庫の30年

    電撃文庫。 ライトノベル読者の皆さんはおそらく、知らない人はいないのではないか。ライトノベルを読まない人でも、アニメやコミック、あるいはゲームで、電撃文庫から刊行された作品に触れたことがある人は多いはずだ。 30年の歴史のなかで刊行されたのはなんと4000タイトル超、トータル発行部数は2億冊とのことらしい。これらの作品一つ一つが、誰かの思い出として刻まれているのだろう。 この機会に、ぜひ思い出してみてほしい。電撃文庫の作品の中で、最初に出会ったのはどの1冊だろうか。 筆者の場合は『キノの旅 the Beautiful World』(2000年)だった。どこか遠くへ旅に出るたびに、自分にもモトラドの相棒がいたらと、今でも夢にみる。モトラドとは言うまでもなく「キノの旅」の作中に登場する二輪車(空を飛ばないもの)のことだ。 電撃文庫の作品やキャラクターたちは、ぼくたちの日常にずっといた。きっと皆

    作品で振り返る電撃文庫の30年
  • 夢機能(名前変換機能)を作るために夢小説について調べたことを自分用にまとめた備忘録的な何か|夕月悠里

    こんにちは。 短編カフェに夢機能を作ろうと思います。そのために事前調査としていろいろと調べたことを備忘録としてまとめてみました。 注意作者は特に夢界隈に詳しいわけではないです。夢小説は読んだことはありますが、個人サイトを運営したり投稿するほどではありません。 作者は普段小説投稿サイトを作っているのですが、そこに夢機能を付けてほしいという要望があったので調べました。 以下の調査は個人的な解釈を含んだものです。個人の感想です。夢機能を作るためにどんな知識があればいいかを調べたものであり、特に定義を厳密にするだとか夢について論争するためのものではないです。ご了承ください。 予防線終わり。 夢小説歴史夢についてはそんなに詳しくはないので、最近話題のAI君に教えてもらいながら書いてみました。引用部分がAIに教えてもらった部分です。そのあとに自分が調べたなりの補足みたいなの入れてます。 夢小説とは、

    夢機能(名前変換機能)を作るために夢小説について調べたことを自分用にまとめた備忘録的な何か|夕月悠里
  • 「転生オリ主」の出現――「憑依」と「オリ主」の落ち合うところで/「トリップ夢主」の方へ - 古い土地

    追記(2023/4/30):20000文字ほど加筆修正した増補版が以下に掲載されています。 kakuyomu.jp 前書き 「小説家になろう」の「異世界転生」を準備したのは2008-2012年の「二次創作」*1シーンにおいて流行した「転生オリ主」(現実世界からやってきた原作には登場しないオリジナル主人公)である、という話はネット小説/Web小説を論じるいくつものテクストで見られるし、このブログ内でも何回かしている。 web小説における「転生」普及過程 - 小説家になろう なろう批評2:「転生」と「転移」について/崩れ去るリアリティ/転生オリ主の遺言 - 古い土地 そうすると次に問われるのは「転生オリ主はどこから来たのか」であろう。 ここで「アイディア」としての転生オリ主と「ジャンル」としての転生オリ主を区別しておきたい。前者について起源を辿ることは難しいし、あまり意味がない。 遡ると199

    「転生オリ主」の出現――「憑依」と「オリ主」の落ち合うところで/「トリップ夢主」の方へ - 古い土地
  • 「ライトノベル」が生まれた場所

    朝日ソノラマのソノラマ文庫は,自社の単行叢書の文庫化を企図して1975年に創刊を果たし,2007年まで存続した若年層向け文庫レーベルである.稿では,ソノラマ文庫の創刊から全盛期に至る1970~80年代を射程に,同文庫が「ライトノベルの一源流」と見なされる特質をどのように形成したのかを明らかにしていく.また,とりわけ1980年代後半の動向をもとに,ソノラマ文庫の戦略面における課題とは何かに焦点を当て,その考察を試みる.

  • 文庫レーベルと雑誌の関係 富士見ファンタジア文庫、角川スニーカー文庫、電撃文庫の場合。/90年代ライトノベル夜話|祭谷 一斗

    文庫レーベルと雑誌の関係 富士見ファンタジア文庫、角川スニーカー文庫、電撃文庫の場合。/90年代ライトノベル夜話 あくまで90年代の話と前置きした上で、まずは大雑把な概要を。 富士見ファンタジア文庫:活字メインの大判雑誌『ドラゴンマガジン』が1988年創刊、程なくアイドル路線から誌面変更され現在に続く形に。神坂一はもちろん、新人デビュー作の冒頭を掲載したりと手厚い。小説がメインであり、漫画に関しては『コミックドラゴン』と『ドラゴンジュニア』でも扱っていた。 ※「ファンタジア長編小説大賞」は1988年の創設。 角川スニーカー文庫:『The Sneaker』創刊が1993年。『ドラマガ』より判型が小さく、そのぶん棚に置き易かった。「スニーカー大賞」は1995年創設と、三者の中では最後発。『日帰りクエスト』コミカライズなどは『月刊Asuka』で扱っていた。 電撃文庫:最初は「電撃」を冠するゲー

    文庫レーベルと雑誌の関係 富士見ファンタジア文庫、角川スニーカー文庫、電撃文庫の場合。/90年代ライトノベル夜話|祭谷 一斗
  • ネットゲームは宝の山 第2回(菅沼拓三) | 日本PBMアーカイブス PBM

    菅沼拓三(すがぬま・たくぞう) 1965年東京都中野区生まれ。学生時代ホビージャパン社の編集アルバイト、ライターを経て、創刊直後のドラゴンマガジン編集部に参加。以降、主に富士見書房で「蓬萊学園」「クレギオン」「フルメタル・パニック!」「A君の戦争」シリーズ他、ドラゴン・カップ、MAGIUS、ドラゴンエイジなど、多数の新作、新企画の立ち上げに携わる。小説著作に「株式会社吸血兵団」など さて、第一回は「蓬萊学園の初恋!」企画成立まで駆け足で語ってしまったが、あの記述だけでは、「~初恋!」がどれだけ画期的な作品であったか、刊行当時の衝撃を、十全に理解してもらえたとは思っていない。つか、「小説編集者の視点からネットゲームを振り返って欲しい、って、こんなノリでいいんかい?」と送ったオチもついてないサンプルをそのまま載せるものではないよ中津君や。 そうだな、前後5年くらいのスパンで当時のエンターテイン

  • 特定非営利活動法人 日本PBMアーカイブス

    【プロフィール】 菅沼拓三(すがぬま・たくぞう) 1965年東京都中野区生まれ。学生時代ホビージャパン社の編集アルバイト、ライターを経て、創刊直後のドラゴンマガジン編集部に参加。以降、主に富士見書房で「蓬萊学園」「クレギオン」「フルメタル・パニック!」「A君の戦争」シリーズ他、ドラゴン・カップ、MAGIUS、ドラゴンエイジなど、多数の新作、新企画の立ち上げに携わる。小説著作に「株式会社吸血兵団」など 1990年代、ドラゴンマガジンの編集者だった私にとって、ネットゲームは宝の山だった。今で言えば「小説家になろう」に相当するくらい、そこには新しい才能を持った書き手と他にない発想が溢れていた。しかもだ、その宝の山に気づいていたのは私だけ、金鉱とかダイヤモンド鉱山を独り占めだ。こんなにうまい話があっていいのか、実際あったのだから、当時の私は笑いが止まらなかった。 ネットゲーム全盛期と私の関わりは、

    特定非営利活動法人 日本PBMアーカイブス
  • レンタルビデオと深夜アニメと90年代ラノベの話。/90年代ライトノベル夜話|祭谷 一斗|note

    今とは随分と環境が違ってて、想像も難しくなってるかも知れません。地方都市での話なので、地域差もかなりありそうですね。 ともあれ、記憶している一地方都市(福岡市とその近郊)の風景について、可能な限り振り返っておこうと思います。 ・ ・過去のアニメ/特撮作品はどうやって見ていたの? YouTubeが誕生したのは2005年。 ※同時期に日でも話題に。 iPhoneを始めとする現代スマホは2007年。 ※日上陸は09年。 そして2010年代からは、いよいよ動画配信サービスが普及します。 では、それまで一体どうしていたのか? よく挙げられるのはレンタル屋です。 体感ではこんな感じですね。 1990年代前半 レンタルビデオ屋の繁盛 1990年代後半 ほぼチェーン店に移行 2000年前後  レンタルはDVDがメインに 2005年前後  オンラインでの郵送DVDレンタルが普及し始める そして2010年

    レンタルビデオと深夜アニメと90年代ラノベの話。/90年代ライトノベル夜話|祭谷 一斗|note
  • "ラノベ"はどうしてこうなった?ラノベの誕生と歴史

  • ウェブ小説30年史――カクヨムとほかの出版社系投稿サイトの違い(飯田 一史) @moneygendai

    ウェブに書かれた小説はいかにしてになってきたのか。ネットビジネス史、出版産業史的な視点から「ウェブ小説書籍化の歴史」を紐解く。 (以下、『ウェブ小説30年史 日の文芸の「半分」 』(星海社新書)より一部抜粋して紹介する)。 「人気」と「評価」と読者の関係――カクヨムとほかの出版社系投稿サイトの違い 2016年に始まったカクヨムが『ひげを剃る、そして女子高生を拾う。』や『スーパーカブ』などのヒット作を生み出し、2010年代以降にスタートした出版社発の投稿サイトとしては比較的成功したと言っていい数少ない存在になりえたのはなぜかを考えてみよう。 映像化なしでも書き手と読み手が作るグッドサイクルが一定の大きさで回るようにするための方法論が、対読者施策だ。軌道に乗ったカクヨムとサービスを畳んだ文芸ピクシブなどとでは、この違いも大きかった。 カクヨムが成功した理由として多くの人が真っ先に思いつくの

    ウェブ小説30年史――カクヨムとほかの出版社系投稿サイトの違い(飯田 一史) @moneygendai
  • 【妄想ラノベ史】番外編 『ブギーポップ』の影響は? への反響について

    さらにその後、7/9~10くらいでしょうか、仕事明けにtwitterを見たら、ブギーポップの話題がちらほら。その元をたどっていくと、『ブギーポップ』のラノベ史上の影響云々というのがあって、どうやら私の記事がキッカケになったようだなと。 90年代末に『ブギーポップは笑わない』がヒットした頃、異様な憎悪を向けたり影響を矮小化しようとして、00年代に入るとアンチ『ファウスト』になったラノベファン(だいたい富士見ファンタジアの読者)がいたんだけど、久々にそういうひとを見て懐かしくなってしまった。https://t.co/hEaEpV7ngH — ゆずはらとしゆき (@yuz4) July 9, 2022 ブギーポップに影響を受けたラノベがないっていうのはどうかな。 まず、記事内で触れられてる西尾維新や那須きのこ は厳密にいうとラノベじゃないし…って話は、00年代前半はラノベ史上でも特にラノベ定義の

    【妄想ラノベ史】番外編 『ブギーポップ』の影響は? への反響について
  • 【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その3【00・01年】

    さて、今回もライトノベルにおける、学園ラブコメについてあれこれ考えたいと思います。異世界ファンタジーブームも終了し、00年からは富士見書房が富士見ミステリー文庫を創設するなど、多様な作品が生まれることになっていきます。 なお、この記事におけるライトノベルの定義ですが、80年代末の角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫を始まりとする、表紙や口絵・文にイラストのある、10代の少年向けエンタメ小説とします。 00年に出版された人気シリーズ 98~99年の『ブギーポップ』の大ヒットにより、目に見える形で異世界ファンタジーブームは終了したといって良いかもしれません。とは言っても、00年に入っても90年代から続くヒット作も、ペースは遅いものの出版され続けていました。まず00年に出版されていた、人気シリーズをまとめます。 角川スニーカー文庫 水野良『ロードス島伝説』、深沢美潮『フォーチュン・クエス

    【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その3【00・01年】
  • 【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その2【97~99年】

    さて、今回もライトノベル(以下、ラノベ)における、学園ラブコメについてあれこれ考えたいと思います。今回は来、00年からの内容を書くつもりでしたが、調べていくうちに97~99年あたりに重要な要素があるように思われたため、前回と内容がダブるのですが、もういちど97~99年を詳しく探ります。 なお、この記事におけるライトノベルの定義ですが、80年代末の角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫を始まりとする、表紙や口絵・文にイラストのある、10代の少年向けエンタメ小説とします。 ブギーポップ以降・ブギーポップ以前 まず98年に登場した上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』(以下、『ブギーポップ』と略)の話です。 学園ラブコメとは関係はないのですが、ラノベ史上でも重要な位置づけにある作品で、Wikipediaによると「ライトノベル業界全体にも大きな影響を与え、『ブギーポップ以降・ブギーポップ以前

    【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る。その2【97~99年】
  • 【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る 。その1【88~00年】

    さて、今回はライトノベル(以下、ラノベ)における、学園ラブコメについてあれこれ考えたいと思います。 先日大阪・阿倍野にある大吉堂さんへ、委託ボックスの入れ替えに行ってきました。そのときに大吉堂さんといろいろ話をしたのですが、その中の話題のひとつに、最近のラノベでは学園ラブコメが流行っているみたいだけど、90年代のラノベにSFやファンタジー的要素のない学園ラブコメってないよねというのがありました。それで拡散力のある大吉堂さんに、twitterでつぶやいていただきました。 SF・ファンタジー的な不思議要素のない恋愛学園ものって、今やラノベの主流ですが、昔は少女小説にしかなかった印象なのです。何がきっかけでラノベでこのジャンルが人気になったのだろうか?という話題でお客さんと盛り上がる。 マリみてなどからの流入?恋愛ゲームのノベライズから?教えて! — 大吉堂(10代の心を刺激する古屋) (@t

    【妄想ラノベ史】ライトノベルにおける、不思議要素のない学園ラブコメを探る 。その1【88~00年】