気勢を上げるミラニスタ。観客動員数の低下が深刻化しているセリエAだが、ミラノダービーは別とあってほぼ満員の入り【 Photo:Enrico Calderoni/AFLO SPORT 】 ユベントスが不在という今シーズンのセリエAカンピオナートで、唯一海外メディアも注目を集めるビッグマッチ、ミランとインテルによるミラノデルビー(ダービー)が10月28日に行われた。だが試合を振り返る前に、サッカースキャンダルが今季のカンピオナートに与えた影響について触れておきたい。 今季、各試合の観客数は、サッカースキャンダルの影響を受けて低調だ。ミランとインテルの試合も例外ではない。それは1シーズン通しの年間パスの売れ行きを見れば明らかだ。昨シーズンのミランは、5万人以上のミラニスタ(ミランのファン)が年間パスを購入していた。それが今シーズン、年間パスを購入したミラニスタは3万7000人と大幅に減少してい