俺の「フィクションへの期待」を押さえたところで「ラノベカス論」へ。 (未読の人は上記リンク先を読んでからどうぞ) なお、「本題」は「結論」の後から始まりますので。 ■話の枕 具体的にどれとは云いませんが「それなりに評判の良いライトノベル」を読んでみると、結構な確率で文章が酷いです。 (待て早まるな、「文章が下手だからダメだ」みたいな話では終わらないから) それはつまりどういうことかというと、「ライトノベル読者は文章の良し悪しを気にしていない」という話であり── (ここで「動物化するポストモダン」とか「データベース消費」とかそういう単語を想起されよ)(見てないのはド論外なので即読め) ──その点を無視して「従来の小説的な観点で」文章の良し悪しを批判しても意味がない、ということになります。 ■結論 先に書いたとおり、俺はフィクションには「俺より凄い人の脳内風景」を期待しているとこ