これまでは、アニメの原作は漫画が大半だったが、ここ数年「ライトノベルが原作」のアニメが増えているらしい。一見、漫画のような表紙だけれど、中身は小説。でも、ストーリーは普通の小説より読みやすくておもしろいと、活字嫌いの人にもファンが多い「ライトノベル(通称・ラノベ)」。現在、人気作品だと初版10万部ほど販売され、月間に発刊されるタイトル数は100作品をくだらないとも言われている。 そもそも、ライトノベルとはなんなのか。そこで、有名ラノベ情報紹介サイト「平和の温故知新@はてな」の管理人・平和さんに話を聞いた。 「ライトノベルとは、既存のカテゴリにあてはまらなくなった少年少女向けの娯楽作品を表す言葉として生まれました。ジャンルの原型が誕生したのは『ソノラマ文庫』や『コバルト文庫』などが発刊し始めた70年代後半。ただ、当時は刊行点数が今ほど多くなく、文庫レーベルの名称がそのまま作品の傾向として浸透