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ブックマーク / brainx.blog36.fc2.com (9)

  • 『大英雄が無職で何が悪い』書籍化記念(「小説家になろう」活動報告と同文) BRAIN X

    以下は「小説家になろう」の活動報告に記載した内容と同一です。 お知らせしたように、『大英雄が無職で何が悪い』が書籍化されます。 ※何も起こらなければ『大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector』(オーバーラップ文庫)は5月25日に発売されるはずです。 『大英雄~』編の連載再開までは、まだ時間がかかってしまいそうなのですが(でも、できるタイミングがきたらやります)、書籍化記念として何か短編でも書こうかなと思いましたし、担当編集者からも書けよとうながされました。 ただ、いろいろ考えたのですが、『大英雄~』は意外と隙間のないお話で、こことここの間を埋めるエピソード、といったようなものはなかなか書きづらく、書いたとしてもおもしろいものになるのかというとちょっと疑問でした。それならいっそ、キャラクターを募集して、大英雄になれなかった義勇兵のお話なんかどうだろう、と思い、この活動報告

    mizunotori
    mizunotori 2014/04/28
    外伝用のキャラクターを募集。
  • BRAIN X 下斗米さんと矢木沢さん

    『全滅なう』特別短編 下斗米さんと矢木沢さん ※「ある日の遠矢くん1」未読の方は、よろしければそちらもあわせてお楽しみください。  ――あぁーマジ眠れない。  下斗米恵は寝つけない夜をすごしていた。 「むー」とうなってみる。  寝返りを打ってみた。  だめだ。  まるで眠れそうな気がしない。  恵はふとんを鼻の下まで引っぱりあげて、しばらくじっとしていよう、と心に決める。  息を殺していたら、規則正しい寝息が聞こえてきた。  文字で表せば「すふゅー、すふゅー」というかんじだ。 「……っ、か、かわいい……っ」  感動のあまり、思わず呟いてしまった。  電気を消して、カーテンを閉めているから、今、恵の部屋は真っ暗だ。もう十二時をすぎていて、恵はいつも十一時には寝ることにしているのであたりまえだろう。でも、いつもとは違い、部屋には恵だけじゃなくて、もう一人いる。恵は自分のベッドで寝ているのだが、

    mizunotori
    mizunotori 2011/09/08
    『全滅なう』特別短編
  • BRAIN X ある日の遠矢くん1

    ※写真は関係ありません。 『全滅なう』特別短編 ある日の遠矢くん1  その日、遠矢越次は朝から不機嫌だった。  原因は、昨夜見たバラエティー番組だ。  番組の内容自体はどうでもいい。ひな壇に芸人やアイドルなどのタレントが居並んで、わいわいがやがや騒ぐという、ありがちな番組だ。 「――あのやろう……」  一人の、将来を嘱望されていて、遠矢もその技量を高く評価している若手芸人のツッコミが、とにかくひどかったのだ。  越次は手首を返しながら斜め上に右手を突きだして、 「タイミングじゃねえ。角度だ」  ぶつぶつ呟きながら、何度も右手を突きだす。 「角度が最悪だったんだ」  そのたびに、周りを歩いている落陽学園の生徒たちが、びくっ、びくっ、としていることに、しばらくしてから、越次は気づいた。もともと機嫌が悪いうえ、腹が立ったので、 「ああん……?」  とすごんでみせると、登校中の生徒たちは以後、一人

    mizunotori
    mizunotori 2011/08/27
    『全滅なう』特別短編
  • BRAIN X 『全滅なう』

    が届きました。8月20日発売予定『全滅なう』(一迅社文庫)です。 イラストはま@やさんに担当していただいたのですが、夕鶴子をとてもとてもかわいく描いてくださって、それだけでもう十分です。個人的には。 ……いや、満足してはいけないのですが、夕鶴子をふくめた、この物語に出てくる者たちすべてをかわいらしく描く、というのが、僕の大きな目標で、わりとそのために考えたお話だったりもするので、それは当に重要なことだったのです。ビジュアルの面で大きな力を貸してくださったま@やさん、それから、世に出ることなく埋もれたままだったかもしれないこの物語を気に入ってくれて、原稿書いてもいいよ、と言ってくれた一迅社の担当編集者I氏と編集長、編集部に、大変感謝しています。 さて、『全滅なう』について、もう少し書こうと思います。 もしかしたら、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、タイトルからもわかるように、こ

    mizunotori
    mizunotori 2011/08/12
    「でも、さっき読み返してみましたが、やっぱりおもしろい小説だと思うので、見かけなくなる前に、どうか是非、手にとってみてください。」
  • BRAIN X 『もてりあ』と『マイワールド』

    と酒を友に小説を書いている十文字青のブログです。「パブー」というサイトで、 『もてりあ』 『マイワールド』 という僕が書いた(書いている)小説を公開しています。 『もてりあ』のほうはpixivに載せているものとほぼ同じですが、『マイワールド』は最近書きはじめた小説です。 ちなみに、『もてりあ』は性描写が多くふくまれているので、18歳未満の方は注意してください。『マイワールド』は、物語開始時点で主人公が小学生ということもあって、少なくとも現時点では、どなたでも読めるようなものになっていると思います。 『もてりあ』については、twitterでいろいろな人たちとやりとりをしているうちに思いついたお話で、適当だったり投げやりだったり自分の趣味だったりする要素をぶちこんで、無理やり小説に仕立てようとしてみたら、それなりにけっこうおもしろくなりそうな予感があったので、書きはじめたはいいものの、ネタが

  • BRAIN X 自戒をこめて小説について

    僕は書くことと、書かないことは当然、選別しているけれど、書きたいことを隠したりはしない。僕の場合、書かないことにはだいたい二種類あって、一つは書かないほうがいいだろうこと、もう一つは書かないことでより伝わるだろうことだ。いずれにしても、書かないことによっても、やはり書いている。 自分に見つけたいことがあって、それを探すように小説を読むのは、鏡をまじまじと見ているようなものだと僕は思う。しかしそれならば実際に鏡を見ればいいわけで、鏡を見ても見えないものを見つけたいのなら、自分のための小説を自分で書けばいい。ただし、それが他人に読ませるだけの価値があるかどうかは別問題だけれど。 書きたいことはすべて書いてある。伝えたいことはちゃんと書いてある。読んでくれた人に楽しんでもらうための工夫も最大限している。それが成功しているにせよ、失敗しているにせよ。 鏡を見るように小説を読むよりは、小説に書かれて

  • メガクルイデア - BRAIN X

    ようやく『メガクルイデア』(幻狼ファンタジアノベルス)の発売日となりました。 これまでもtwitterでちらちらふれたり、あとがきにも書いたのですが、この小説には紆余曲折がありました。もともとmebaeさんに絵を描いていただいて某社で出版するべく作業を進め、原稿も完成していたのですが頓挫し、その後もなんとかにしてもらおうとあれこれ動いて、やっとこういう形で願いが叶ったという次第なのです。 というわけで、原稿自体はけっこう前に書いたものなのですが、結局、そのまま、あまり手を入れませんでした。今、メガクルイデアを書いたら、あるいは別のものになるかもしれませんが、このテーマで書くとしたら、これ以上、これ以外のものにはならないかもしれない、とも思います。物書きとしてというよりも、僕が今まで生きてきてずっと抱えてきたもの、自分好みの趣向、仕掛け、等々、ぜんぶ無理やり詰めこんで小説という形に整えてみ

  • BRAIN X こんなもの

    >確かに一巻の冒頭部分はわかりにくいと思います。 これは何度か書いたことがあると思うのですが、薔薇のマリアとして書いた原稿はVer0が最初で、僕としてはVer0が1巻のつもりでいました。しかし、いろいろな事情があって、というか、はっきり言うと、Ver0の内容はややライトノベルとしてはイレギュラーで、不安があると判断され、これはまず雑誌に掲載して反応を見たいから、1巻は別に書きなさい、という話になったのです。 僕はVer0が1巻だと思っていますし、正直、当時も1巻を別に書くことには反発がありましたので、その気持ちが悪い方向に出て、あの冒頭部分になったという面もあるかもしれません。Ver0を1巻のような形でなんとか売ってほしい、という要望は、何度も何度も出してきました。最近、編集H氏の尽力で、ビーンズ文庫の新刊にチラシを入れていただきましたが、このチラシにはVer0を最初に読んでほしい旨がはっ

    mizunotori
    mizunotori 2009/05/18
    2巻を先に1巻を後に出す商法の話。
  • BRAIN X 『薔薇のマリア』おすすめ順

    是非この順番で読んでいただきたい、僕のおすすめ順です。 『薔薇のマリアVer0 僕の蹉跌と再生の日々』(2005/05/01発売) 『薔薇のマリアI.夢追い女王は永遠に眠れ』(2004/12/01発売) 『薔薇のマリアII.壊れそうなきみを胸に抱いて』(2005/03/01発売)※SmC編 『薔薇のマリアIII.荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐』(2005/09/01発売)※SmC編完結 『薔薇のマリアIV.LOVE'N'KILL』(2006/01/01発売)※極限愛 『薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ』(2006/08/01発売)※わりと独立して読めるので、どのタイミングで読んでも楽しんでいただけるのではないかと思います。 『薔薇のマリアVer2 この歌よ届けとばかりに僕らは歌っていた』(2007/02/01発売)※ZOO過去話 『薔薇のマリアV.SEASIDE BLOODEDGE』(20

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