ウィンドバードさん(id:kazenotori)のところで、『ライトノベル三大奇書ついに決定!』という企画があったので、興味津々と見ていたのだけど、ちょっとがっかりする。この企画は、アンケート形式で評者が奇書だと思うものを投票してもらって、それを参考にして三大奇書を決めようという感じの企画なのだが(細かいルールが決まっているわけではないので、たぶんそんな解釈で良いだろう)、結局のところウィンドバードさんの好みでまとめられてしまっていて、アンケートをやった意味がほとんどないように思う。いやいや、企画起こして投票までやったのだから、そのあたりはもうちょっと公平にまとめてもらえないだろうか。知らない作品だってネットで調べればそれなりに感想だの書評だのは見つかるのだし、サイトの閲覧者だってそういうのを期待しているんじゃないかと思う。まぁ、そうすると三つに収めるのは大変になってしまうだろうけど、でも
■[自作小説]夏色のモンタージュ(67枚) その写真を現像液からピンセットで摘み挙げて、わたしは少々ドキッとした。自分が撮った写真ならどんなものであっても、いつ撮ったのかくらいの記憶はあっても良さそうなものである。でもどうしてだろう、これにはまったく見覚えがない。 赤ランプ一個という現像室の不自由な明かりの下、わたしはすこしでも写真をよく見ることが出来るようにと、角度を変え方向を変えて写真を眺めた。が、その行動はお世辞にも効果的とは言い難かった。結局わたしはぐるぐると回って、元の姿勢にもどる。 写真の背景は先週出かけた中央線沿いの田舎町である。 自分で言うのもなんだが、わたしは人とはちょっと違った趣味を持っている。写真を撮るのが好きなのだ。写真を撮るのか好きな人はそれなりにいるが、好きが高じて家の中に手作りの現像室をつくるまでに至る人間はそうはいないと思う。 題材にするのは風景が多い。月
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