2018年3月に創刊されたポプラ社の恋愛専門児童文庫レーベル「ポケット・ショコラ」。 小学校中高学年から中1を主なターゲットとする児童文庫では、思春期の入り口に立った読者に向けた恋愛ものも少なくない。この世代向けの恋愛ものの特徴とは? 書き手はどんなことを意識すればいいのか。 編集部の門田奈穂子氏(ポプラ社一般書事業局文芸編集部チーフ)と荒川寛子氏(児童書事業部児童編集第一部)と潮紗也子氏(児童書事業局児童編集第一部)に訊いた。 ポプラポケット文庫があったのにポケット・ショコラを創刊したわけ――ポプラ社はポプラポケット文庫が元々あったのにポケット・ショコラという恋愛専門レーベルを新たに作った理由は? 門田:ちょうど手元におもしろい恋愛ものの原稿が一本あり、同時期にエブリスタさんから紹介いただいた作品がよかったこともあって、単独では目立たないので、ラインで出せていけたら、と考えました。集英社