昨年オーストリア・ウィーンに旅行に行き、そこで初めてオペラを鑑賞してきた。 鑑賞した演目はガンスリ好きとして当然のようにトスカ。 「歌に生き恋に生き」の台詞がある、有名な恋愛物のオペラだ。 嫉妬、すれ違い、略奪愛、多くの虚偽、殺人、そして投身。 荒れ狂う恋心を描いたこのオペラは1900年に初演され、現代に至るまで116年ものあいだ上演され続け、愛され続けている。 僕はイタリア語もドイツ語も堪能ではないので、事前にAmazonでシナリオを翻訳した本(上演約2時間で118P!)を買いストーリーを暗記してからオペラ座に行った。 オペラ座の荘厳な、しかしお客さんは少しそわそわしているような雰囲気を楽しみつつ、上演がスタートした。 僕は普段ドラマや演劇は殆ど見ないので作品の魅力を十分に理解できていないとは思うのだが、歌手の演技や歌声は素晴らしく、激しく展開の早いストーリーはストーリーを知っていたとし