僕が最初に小説を書きはじめた2000年前後の頃は、まだ小説家になろうは存在していなくて、ネット上には今から思えば小規模なコミュニティがいくつかあるだけでした。 現在残っているのは、『作家でごはん』と、実は小説投稿サイトとしては『小説家になろう』より古い『魔法のiらんど』が日記帳サイトとしてコミュニティの中核になっていたぐらいでしょうか。 作家志望者の中に、ネット経由でデビューという意識はなく、ほぼ公募か持ち込みというのがスタンダードなルートと認知されていました。この頃の作家志望さんは、編集部や下読みさんたちを超えるべき壁と見なしていて、あまり読者の事は見ていなかった気がします。 ところが、僕が筆を置いている間に『小説家になろう』が出現し、世界は一変していました。 新たにネット経由というデビュー経路が出来上がったためでしょう。小説家志望者が急増し、それに伴って多彩な才能が小説家志望者界に流入
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