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Web小説と増田に関するmizunotoriのブックマーク (9)

  • いいよ

    「いいよ。」 え? 自分で告白したくせにその言葉に耳を疑い、言葉を失った。あまりにも予想外すぎたからだ。告白したと言えば付き合うことが前提なんだから驚くことなんてないじゃないかって思うかもしれないけど、自分のはそんないいものじゃなく、当にただの告白だ。勝手に好きになって、勝手に自分の心をぶつけるだけの、ただの告白。先輩が自分なんかにOKしてくれるはずないし、してもらえるとも思えない。でも胸が苦しくて苦しくてしょうがなかったから、それを吐き出すだけための、ぶつけるためだけの、一方的で勝手な行為。それが自分の告白。そのはずだったのに… 「………へ?」 ようやく出せた言葉は間の抜けた音だった。 「だから、いいよって。付き合おう?」 「…へ?いや、え?で……も…?」 相変わらず状況が飲み込めずに言葉が出てこない。 「ちょっと落ち着きなよ。はい、お茶。」 「あ、ど…どうも…、あ…り……がとう…ござ

    いいよ
    mizunotori
    mizunotori 2007/07/16
    読んだらアッー!だった。反転して反転して。
  • [リレー小説1]

    anond:20070525141940 とりあえずやってみようよ。というわけでいくぜ。 -- その日、私は増田を覗いていた。自分の書いた日記にトラバが来ていないか確認するためだ。夏休みのあった学生の頃に戻りたい、そんなどうでもいいような日記。独り言だとはわかっているものの、反応を期待してしまう自分がいる。そして自分の日記をリロードすること何度か。ついにトラバがついた。トラバしてくれた日記の内容もまたどうでもいい独り言のように取れた。 今日で夏休みも終わってしまう。今日がいつまでも続けばいいのに。 しかしこの内容はいくらか不可解だった。別に今日は夏休みの最終日などではない。それなのにこの内容は何なのか?釈然としないままその日記を眺めていると、もうひとつ不可解な点に気づいた。それはその記事のURLだった。 http://anond.hatelabo.jp/19990831000000 199

    [リレー小説1]
  • [創作]最期に、あなたに会いたくて

    会いたくないって、何度も聞かされた。 でもあなたのこと、忘れられないの。 だから最期に一度だけ、会いたい。 でもね、あなたが嫌な顔するの、見たくない。 だから考えました。 おまわりさんに連れて行ってもらいます。 引っ越した、あなたの居場所を知る方法はひとつ。 おまわりさんから、 あなたが通う大学に電話を掛けてもらいます。 そして、連れて行ってもらいます。あなたのところへ。 タンパク質の塊になった、あたしの顔を見てください。 忘れようと思った、あたしの名前を呼んでください。 そうでないと、あたし帰れないから。 抱擁も、握手も、喋ることすらしなくていい。 ただ、あたしはあなたに会いたいの。 あたしは、あなたが嫌な顔をしているのは見ません。 見ることは、できません。

    [創作]最期に、あなたに会いたくて
  • 目が覚めた。

    http://anond.hatelabo.jp/20070326124145 ああ、つまりは夢だったわけだ。 もしこの夢、というかこの展開を誰かが見ていたら「それなんてエロゲ」としか言いようのない夢をみていたわけだ。 天井が見える。ここは僕が今住み込んでいる部屋だ。まだ何を着ているかは確かめていないが、少なくともドレスではなさそうだ。 確かにエロゲ的展開だった。お嬢さんの二人の友達が二人ともふたなり、なんて話はたぶんお嬢さんたちが男装していたところからの連想なんだろう。エロゲ的展開ならそのうち一人がスカートをまくって咥えてきたり、もう一人の小さいそれを僕が口に含んでしゃぶったって想定の範囲内だ。 想定の範囲内とはいえ、想像がつかないからお嬢さんのそこに何があるか記憶にないんだろう。実際にはそうじゃないんだろうけどつるんとして何もないその場所をいじられて、お嬢さんらしいふうふう低い音の息で

    目が覚めた。
  • 増田リレー小説「transcourtier 〜若きトランスポーター:とある増田運転手の転身〜」 中編

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    増田リレー小説「transcourtier 〜若きトランスポーター:とある増田運転手の転身〜」 中編
  • 氷 「あづい…」 今年は馬鹿みたいに暑かった。地球と太陽の距離が近づいた..

    「あづい…」 今年は馬鹿みたいに暑かった。地球と太陽の距離が近づいたんじゃないかってくらいに暑く、蝉も暑さが嬉しいのか、ここぞとばかりに鳴きまくり、その声が止むことはなかった。止むことのないその声が頭の中で鳴り響き、余計に暑さは増して、ますます太陽が近づいた。このままじゃ北極の氷が溶けるどころか、海が蒸発してしまうのではないだろうか。そんな具合にあたしが近づく太陽と地球を憂いているっていうのに、それなのにこいつは―えみは― 「そうね、暑いわね。」 どうしてこんなに涼しい顔をしているのだろうか。 「あーづーい!」 「さっき聞いたわよ。だから言ったじゃない。暑いわねって。」 「全然暑そうじゃないじゃないか!」 「そう?これのおかげかしら。」 小さい口から紅く可愛らしい舌を出す。その上には少し溶けた氷が乗っていた。えみも初めのうちはかき氷にして、氷を削ってべていたのだが、元々無精者なえみのこと

    氷 「あづい…」 今年は馬鹿みたいに暑かった。地球と太陽の距離が近づいた..
  • 運転手とベンツ

    黒塗りのベンツに初心者マークが付いている様は滑稽に過ぎる、と僕は思う。それに。教習車はこんなに長くはなかった。 この車の所有者が電車の中で僕に声をかけてきたのは、二ヶ月前のことである。 「あなた、自動車の免許持っていらっしゃる?」 そう上品そうな言い方でおばあさんが声をかけてきた。いきなり何を言い出すのだろうと思いつつも、一応持っていることを伝えると、おばあさんは、 「あなた、私の運転手にならない?」 と、持ちかけてきた。唐突過ぎる。それに、どう考えても怪しい。あのときはどうにかしていたのだ、と今になって思うのだけれど、就職が決まらなくて自棄になっていたことも確かだ。詳しく話を聞きたい、そう言ったとたん、あれよあれよという間に格好だけは一人前のお付きの運転手になってしまった。……いや、この制服が自分に馴染んでいるかはまだ、自信がないのだけれど。 この、明らかに高級な、としか僕には表現できな

    運転手とベンツ
    mizunotori
    mizunotori 2007/03/16
    リレー小説。
  • つくつくぼうしのなく頃に 解決編 -わたしの場合-

    (先に、こちらを読むことを強くお勧めします) 「先輩、ありがとうございました」 まるで部活の挨拶のように声をそろえて言った後輩くんたちは、ドアのベルを鳴らして軽やかに出ていった。ご丁寧に手までつないで。わたしは軽く手をあげて、氷が溶けきってただの砂糖水のようになってしまったアイスコーヒーを一口飲んだ。 「ちくしょう」 そう小声でつぶやいてみる。あんなにも普通に青春できるやつだったなんて。彼は私のことを先輩なんて呼ぶけれど、実のところわたしは先輩でもなんでもない。彼が名付けた、訳ではないけれど、彼の一言で広まってしまったニックネームのことが、わたしは嫌いだ。だいいち、彼とは誕生日も一年と違ってはいない。 「ちくしょう」 もう一度そうつぶやいて、タバコに火をつけようとしたら店員に注意された。そういえばここは禁煙だった。ごまかすようにアイスコーヒーのおかわりを頼む。ここのアイスコーヒーは、はっき

    つくつくぼうしのなく頃に 解決編 -わたしの場合-
    mizunotori
    mizunotori 2007/02/20
    ベタだけどすごい好み。
  • [リレー小説]やろうぜ!まず、俺からな

    ノックの音がした

    [リレー小説]やろうぜ!まず、俺からな
    mizunotori
    mizunotori 2007/02/02
    一瞬で終わったな。
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