東日本大震災から11日で8年になるに合わせて、台湾で学ぶ日本人の留学生らが台北で催しを開き、多くの義援金などを寄せてくれた台湾の人たちに、感謝の気持ちを伝えるとともに被災地の状況を紹介しました。 ことし会場となった台北駅の地下街の広場には家族連れなど大勢の人が集まり、黙とうがささげられました。 日本人留学生らは今回の催しを前に宮城県や福島県を訪問していて、被災地の人たちからの台湾への感謝の思いを伝えました。 そして、震災で亡くなった中学生の息子との思い出を大事にしたいと自宅を建て直した遺族や、風評被害に負けたくないと安全にこだわって野菜の生産を続ける福島の農家の取り組みなどを紹介しました。 催しに訪れた台湾の女性は「感謝の気持ちを忘れない日本の人たちの思いに心を打たれた。東北の被災地の様子も大きく変わったようなので来年は旅行に行ってみたい」と話していました。 仙台市出身で台湾の大学に通う齋