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ブックマーク / globe.asahi.com (10)

  • 木造高層ビル、80メートル超どうやって建てる? CO₂吸収し排出も少ないと注目 :朝日新聞GLOBE+

    無垢材で建てられた4階建ての「睦モクヨンビル」。中に入って見上げると、木材の柱や梁がむき出しになっている=2023年12月28日、長崎県・壱岐島、石井徹撮影 外から見ると、普通のビルなのに、中に入って見上げると、五重塔の内部にいるようだ。 長崎県の壱岐島に立つビルは、日初の無垢(むく)製材「現(あらわ)し」の木造4階建て。現しとは、通常は壁紙や天井板などによって隠されている柱や梁(はり)などがむき出しになっている建物のことだ。 無垢材で建てられた4階建ての「睦モクヨンビル」=2023年12月28日、長崎県・壱岐島、石井徹撮影 「睦(むつみ)モクヨンビル」と名付けられた建物は、1階がカフェ、2階が宿泊施設、3、4階がコワーキングスペースになっている。まず感じるのは、スギやヒノキの香り。ほとんどが九州産だ。木目が美しく、手触りからも木のぬくもりを感じる。最上階まで吹き抜けで、窓から優しい日が

    木造高層ビル、80メートル超どうやって建てる? CO₂吸収し排出も少ないと注目 :朝日新聞GLOBE+
  • 新聞社の衰退はネットやスマホの普及が原因ではない グンゼという会社から考える本質:朝日新聞GLOBE+

    経営者のリーダーシップについて持論を語る筆者の桃野泰徳さん 新聞の存在感が、すごい勢いで世の中から失われている。 5,400万部を記録した1997年の総発行部数は2022年に3,000万部にまで落ち込み、44%もの減少になったほどだ。 当然、主要各社の売上も大幅に落ち込んでおり、今なお底が見えない。 その理由について、メディアはどこも判で押したようにこんな分析をしている。 「インターネットやスマホの普及で、新聞が読まれなくなったからだ」と。 紙媒体としての新聞については、確かにその通りだろう。 しかし断言できるが、新聞各社の売上が減少し続けているのは決して、インターネットやスマホが普及したからではない。 単に経営陣が世間の感覚からずれていて、今もなお間違っているからである。 なぜそんなことを、断言できるのか。 “常に新しい老舗企業” 話は変わるが、グンゼという社名を聞いてどのようなイメージ

    新聞社の衰退はネットやスマホの普及が原因ではない グンゼという会社から考える本質:朝日新聞GLOBE+
  • 【小泉悠】元大使の一本の電話、道を開く 目指すは「オタク」を束ねるプロジェクト:朝日新聞GLOBE+

    突然かかってきた電話の主は、元ウズベキスタン大使の河東哲夫さんだった。 河東さんは、外務省を辞めて評論家として活動していた。面識はなかったが、小泉さんが軍事雑誌に書くものを読んでいた。 「彼には、事実関係を丹念に拾い出すだけでなく、それが意味することを概念化する力があった。他の著者とはちょっと違っていたんです」 「一度、会って話さないか」と河東さんに誘われ、都内のホテルで事をした。 「大学ではアカデミックな研究が出来なかった」と打ち明けた小泉さんに、河東さんは言った。「アカデミックではない研究をやればいいじゃないか」 そうか、大学でなくても研究はできるはずだ。ニッチなことをやれば仕事の需要はあるのかもしれない、と思うようになった。 2018年にパリの武器展示会「ユーロサトリ」で=人提供 2009年、河東さんの推薦で外務省国際情報統括官組織の専門分析員になった。ロシアの軍事関係の分析レポ

    【小泉悠】元大使の一本の電話、道を開く 目指すは「オタク」を束ねるプロジェクト:朝日新聞GLOBE+
  • 【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+

    手元に置いた携帯電話がひっきりなしに鳴っている。ほとんどが取材依頼だという。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、時の人になった。 引っ張りだこになるのには訳がある。相手に目線を合わせつつ、複雑な事象をわかりやすく説明する力。ロシアにもウクライナにもくみせず、膨大な軍事情報をつないで全体像を描き出す分析力。 「彼は言葉の力で一種の社会現象を起こしている」。そう話すのは、2019年、小泉さんを東大先端科学技術研究センター(先端研)に誘った先端研教授の池内恵さんだ。 「彼が話すと議論が整理されていくんです。いろんな人が投げた球を一つずつ拾い、それに答えつつまとめるという、非常に高度なことをやっている」。だが、人気の理由は、明晰さだけではなさそうだ。ときおり垣間見せるユーモアや、硬軟とりまぜた引き出しの多さ。自ら「軍事オタク」ぶりを見せて、楽しんでいるふしもある。 東京大学先端科学技術研究セ

    【小泉悠】「いいところなし」の少年に、「細部から全体像を描く」を教えてくれた人:朝日新聞GLOBE+
  • カルトの危険性を学校が指導、「宗教の自由」と見なさないドイツ 旧統一教会問題:朝日新聞GLOBE+

    7月8日に安倍晋三元首相を銃撃した容疑者が、犯行の動機として「母親が旧統一教会に多額の献金をしたことで家庭が崩壊した。安倍元首相が統一教会に近い人間だと思い襲撃した」と話したことから、日では最近、新興宗教にスポットが当たり様々なメディアで報道されています。 政治や宗教の話は「あいさつ代わり」のドイツでは日常生活の中で人とかかわる際に信仰について話すことはあまりありません。 筆者はそれが特に問題だとは考えていませんが、その一方で、日人から「海外では政治と宗教の話はタブーなんでしょう?」と聞かれると戸惑います。なぜなら筆者が出身のドイツについて、それは当てはまらないからです。 たとえば近所の人と雑談をする時、天気や家族の話をすることは普通ですし、話が政治家の悪口に及んだりするのも「よくあること」です。 宗教の話も特にタブーではありません。 「自分はどの宗教を信仰している」と直球で言わ

    カルトの危険性を学校が指導、「宗教の自由」と見なさないドイツ 旧統一教会問題:朝日新聞GLOBE+
  • ウクライナのニュースでよく聞く「テレグラム」どんなSNS? 利用者は世界に7億人:朝日新聞GLOBE+

    ウクライナのゼレンスキー大統領が動画を投稿したかと思えば、ロシアの外務省がプーチン大統領の発言を発表し、ウクライナの市民が戦場の被害の実態を訴える──。ロシア国内からは多くのSNSへのアクセスが政府によって遮断される中、テレグラムは変わらず、双方の主張に触れることができる場として多くの人のコミュニケーションを支えている。投稿された記事や動画を世界中のメディアが引用して報道し、侵攻を境に注目を集めるようになった。 テレグラムは誰でも無料でパソコンやスマホから利用できる。公式サイトは通信が速く安全性に優れているとうたう。同社によると、月間の利用者は世界で約7億人。「世界で最もダウンロードされた五つのアプリの一つ」としている。 テレグラムとはどんな会社なのか。 サービス開始は2013年。ロシア人の実業家パーヴェル・ドゥーロフ氏とその兄が立ち上げた。開発者の多くはロシアのサンクトペテルブルク出身で

    ウクライナのニュースでよく聞く「テレグラム」どんなSNS? 利用者は世界に7億人:朝日新聞GLOBE+
  • ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」:朝日新聞GLOBE+

    ソ連が崩壊してから12月25日で30年になる。史上初の社会主義超大国としてアメリカと世界を二分し、冷戦を繰り広げたが、経済の悪化や、政権弱体化を招いたゴルバチョフ氏の改革などにより、1991年に消滅した。 物不足、厳しい情報統制…そんなイメージが強いソ連だが、実際はどうだったのか。1980年代末から崩壊までのソ連で子ども時代をすごし、現在は日で声優として活躍しているジェーニャさんに「私が生きたソ連」を語ってもらった。 ソ連の記憶について語る声優のジェーニャさん ――ソ連での暮らしぶりを教えて下さい。 私はシベリアのノボシビリスクという都市で生まれたんですけど、父が軍人だった関係でリャザンやゴーリキー(現在のニジニノブゴロド)など転々としていました。 ものは少なかったですね。それはあとから分かったことで、当時は普通だと思っていました。商店に行っても、陳列棚が空っぽの記憶しか残っていません。

    ソ連は娯楽少なく…声優ジェーニャ「アニメは二つ。チェブラーシカとヌー・パガジー」:朝日新聞GLOBE+
  • 千葉の高専生、ハッカソンで最優秀賞 「量子コンピューターでお手軽機械学習」とは:朝日新聞GLOBE+

    越智優真さん。最近ギターを始め、軽音楽部にも入った。機械学習の勉強は「一日2時間ぐらい」という=木更津高専で、藤田明人撮影 木更津工業高等専門学校(千葉県木更津市)情報工学科に今春入学した越智優真さんは、4月、「Fixstars Amplifyハッカソン」(株式会社フィックスターズ主催)で、応募71作品の中で最優秀賞に輝いた。応募したのは中学3年のとき。他の応募者は、東大、東工大、早稲田大、慶応大、東北大などで専門領域を学ぶ大学生や大学院生が多く、越智さんの活躍は注目を集めた。 越智さんが応募したプログラムとアイデアの題名は、「浅(くて広い)層学習 少データでお手軽機械学習」だ。 機械学習は、人工知能AI)が自分で物事を学ぶための技術だ。その一つとして「深層学習(ディープラーニング)」があり、画像認識、音声認識、文章の要約、翻訳など幅広い分野への応用が期待されている。 深層学習は一般に、

    千葉の高専生、ハッカソンで最優秀賞 「量子コンピューターでお手軽機械学習」とは:朝日新聞GLOBE+
  • インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し:朝日新聞GLOBE+

    ■「新しい人生が始まった」 「私はすべての人間が平等であると信じます。今日、新たな人生を手に入れたと信じます」 昨年10月下旬、刺すような日光を遮る天幕の下で、数百人が手を合わせ、僧に続いて唱和した。改宗の儀式だ。終わると、仏教徒になった証明書を受け取る。「インドのへそ」とも呼ばれ、国土の中心に位置するナーグプル。毎年9~10月の数日間、改宗をする人やそれを祝福する仏教徒ら数十万人が集まる。 約900キロを鉄道でやってきた大学生ラワン・パル(23)は、「不可触民(ダリト)」と呼ばれてきた、カーストで最底辺層の出身。両親の希望で、改宗式にやってきた。「家を借りるのが難しく、ヒンドゥー教寺院に入ることも許されない。学校では教師から避けられ、警察からも嫌がらせ。犬のような扱いだった」 2007年に改宗して以来、毎年この地に来るナラヤン・アムテ(69)は「犬の方がまだいい」とさえ言う。「犬は村の井

    インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し:朝日新聞GLOBE+
  • ドイツのDIY企業のCMはなぜ炎上したのか:朝日新聞GLOBE+

    でCMや広告が差別的だと話題になり炎上することがしばしばあります。そのたびに、「日では、企業側のジェンダーの平等に関する意識がまだまだ低い」などの批判の声が挙がります。でも企業がときに差別問題に疎いのは何も日に限った話ではなく、海外の企業でもそういった問題は見られます。今回は、ドイツDIY企業「HORNBACH AG」がアジア女性を差別的に描く動画を流し問題になっています。「白人」それも「一部の白人男性」の視点しか取り入れず、東洋人女性を明らかに見下した内容の動画を流したことで、ドイツでも当の意味での多様性への道のりはまだまだ遠いことがわかります。 問題となったのは、以下のオリジナル動画です。 登場するのは庭仕事で汗をかいている5人の白人男性です。庭仕事の後、彼らの汚れた下着は真空パックされます。日人とも思われる女性(動画ではわずかですが、「春の匂い」と「日語」が映りこんで

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