無垢材で建てられた4階建ての「睦モクヨンビル」。中に入って見上げると、木材の柱や梁がむき出しになっている=2023年12月28日、長崎県・壱岐島、石井徹撮影 外から見ると、普通のビルなのに、中に入って見上げると、五重塔の内部にいるようだ。 長崎県の壱岐島に立つビルは、日本初の無垢(むく)製材「現(あらわ)し」の木造4階建て。現しとは、通常は壁紙や天井板などによって隠されている柱や梁(はり)などがむき出しになっている建物のことだ。 無垢材で建てられた4階建ての「睦モクヨンビル」=2023年12月28日、長崎県・壱岐島、石井徹撮影 「睦(むつみ)モクヨンビル」と名付けられた建物は、1階がカフェ、2階が宿泊施設、3、4階がコワーキングスペースになっている。まず感じるのは、スギやヒノキの香り。ほとんどが九州産だ。木目が美しく、手触りからも木のぬくもりを感じる。最上階まで吹き抜けで、窓から優しい日が
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