ブレーキをつけていないアクロバット用の自転車。乗っていた男性は「危ないので、もうすぐブレーキをつける予定」と言った=大阪市内、青田写す 「見た目がオシャレ」だと、ブレーキをつけない違法な自転車が若者らに流行し、公道を走っている。 昨年12月中旬、若者でにぎわう大阪市のアメリカ村。男性(23)はブレーキのない競輪用自転車で兵庫県西宮市の自宅から約45分かけて走ってきた。購入して2年になる。 競輪用自転車はペダルと後輪の動きが一致する。止まるときは、競輪選手と同様に、ペダルを止めたり、後輪を浮かせたりして減速する。相当な脚力が必要で、うまくいかないことも多く、車や人の通りが多いところでは時速10キロ以下を心がけている。 「違法だとは知っているけど、警察に注意されたことはない。ブレーキが付いていても危険な運転をしている人は大勢いる」と言った。 大阪市中心部のブティックで働く男性(26)