クロック&タイミングデバイス、発振器メーカー一覧など機器の設計開発に役立つタイミングデバイスの情報をお届け。
米Freescale Semiconductorの日本法人フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは14日に記者会見を開催し、短距離無線技術「ZigBee」に関する同社の取り組み状況を説明した。 ZigBeeはデータ伝送速度が最大250kbps、伝送距離が屋内30m、屋外70m〜100m、搬送波周波数は2.4GHzの通信技術。近距離無線技術として普及し始めた「Bluetooth」に比べると伝送速度は低いものの、低消費電力、低コストで無線通信を実現できるとされている。 ZigBeeの物理層とMAC層は、IEEEの近距離無線通信規格「IEEE 802.15.4」を利用する。ネットワーク層とセキュリティ層、アプリケーション層は規格策定団体である「ZigBee Alliance」が定義した。 ZigBeeのネットワーク階層とFreescaleの取り組み。Freescale Semiconducto
フィールドバスの色々(その20)ZigBee(その1) バスの連載だけでよく80回にも達したものであるが、その最後を締めくくるのはZigBeeである。ZigBeeを最後に取り上げたのは、これまでと異なる「疎なネットワーク」という点が大きい。例えばフィールドバスに限って言っても、CAN/LIN/FlexRayなどは何れも車内で確実に通信をするための規格である。あるいは139回目にちょっと触れたその他のフィールドバスも、大体はコントローラとエンドポイント、あるいはコントローラ同士を確実に接続するためのものが大半である。これらを「密なネットワーク」と呼ぶとすれば、その対極にZigBeeが居る事になる。では「疎なネットワーク」とは何か? というのは実例を示したほうが早い。 UCB(カルフォルニア大学バークレイ校)で開発されたSmartDustというプロジェクトがあった。過去形なのはこのプロジェクト
連載目次 無線LANパラダイスの夢実現か!? 「近距離無線」「省電力」「低コスト」「パーソナルエリアネットワーク」といった文言を聞いて何を思い浮かべるだろうか。IT分野やデジタル系の情報にちょっと詳しい人なら、技術者でなくとも「Bluetooth※1」という言葉が頭の片隅に浮かんでくるだろう。筆者も今回取り上げる技術「ZigBee」(普及団体URL:Zigbee Alliance)の冒頭のような概要に初めて接した際、まず頭に浮かんだのがBluetoothだった。 思えば90年代の後半から2000年にかけて、Bluetoothという言葉がユビキタスネットワークを実現する魔法の杖のようないわれ方をされた時期があった。いまから思うと、米国のドットコムバブルが日本にも飛び火して、多くの人々がIT熱にうなされたときであり、Bluetoothに対する過大ともいえる期待は、当時の状況をいまに伝える貴重な
図1は、各規格が「伝送路」としてどのような特徴を持っているかを示している。これに加えどのようなネットワーク・トポロジーをサポートしているかで、どのような用途で用いることができるかを見ることができる。 図2は、近距離無線のノードがどのように実装されることになるのかを示している。消費電力が大きいものは外部からの電源供給が必要なため据え置き型が一般的な形となるだろう。消費電力が小さいものは、バッテリーあるいは電磁誘導による電力を利用することができ、たとえばセンサーやタグとしての利用も可能となってくる。 ZigBeeとは? ZigBeeは、Wireless Personal Area Network(WPAN)に分類される。その点、BluetoothやUWBの親戚筋にあたる存在だが、それらよりさらに、省電力、低コストを追及したものとなっている。ZigBeeは、アルカリ単3電池2本で、数カ月から2年
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く