鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog きのうのブログでは、「大学改革実行プラン」に基づいた平成25年度予算案を見て、日本の大学(国立大学)の2極化がさらに加速するというお話をしました。 きょうは「大学評価」の観点から、大学の2極化について考えてみましょう。 わが国の大学評価制度は2004年の国立大学法人化前後から整備され、国公私立大学や短大・高専が受審を義務付けられている「認証評価」と、国立大学特有の「国立大学法人評価」があります。「認証評価」の方は、大学等の質を保証することが目的であり、いわば資格試験のような性格のものですね。 「国立大学法人評価」は、目標管理にもとづく大学としての目標達成状況等と、各学部・研究科等の現況分析(研究業績水準判定を含む)からなり、教育、研究、運営面等から、総合評価がなされます。毎年、年度