勉強できる子・できない子の差は「運」でしかない–動画学習サイトが発見した、教育制度の問題点 ビデオによる教育の再発明 #1/2 アメリカを中心に毎月100万ユーザが利用するという動画学習サイト「カーンアカデミー」。生徒の理解度までデータ化してしまうこの仕組みが明らかにしたのは、「勉強できる子・できない子」という区別は単なる偶然がもたらしていた、という事でした。同サイトを解説したサルマン・カーン氏が、クラウド時代における教育の再発明を語ります。(TED2011 より) もう関数でつまずかない、カーンアカデミーの数学用動画教材 これは別の教材です。これは三角関数、関数の平行移動と対称移動です。 それがグループになっていて、90ほどあります。 今すぐ無料でご覧いただけます。売ろうというのではありません。基本的な考えとしては、すべてがこの知識マップに当てはまるようになっています。一番上にあるのは文
文部科学省 「産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」 中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化 平成26年度 東海 A(教育力)チーム成果物 アクティブラーニング失敗事例 ハンドブック 参加校:愛知産業大学、椙山女学園大学、中部大学、豊橋創造大学、 豊橋創造大学短期大学部、名古屋商科大学、三重大学 はじめに 文部科学省「産業界ニーズ事業」(平成24-26 年)の中部地域ブロック・ 東海A チーム7 大学(テーマ:アクティブラーニングを活用した教育力の 強化)の3 年間の取組の最終成果としてこのハンドブックを提出すること をここにご報告させて頂きます。 この成果物は、これからアクティブラーニングが大学教育界に広がり深 まるときに、どのような躓きの石があるかを知り、これを注意深く吟味し ながら教育を設計することができるようになるための知識化を試みていま す。そ
中学でも、高校、大学でも最近の学校は 「創造性を持った課題解決能力の教育をします」 「プレゼン力、コミュニケーション能力を育成します」 とアピールするところが目に付きます。それに、「グローバル力」を付ければ役満でしょうか。 これは企業が欲しい学生像だったり、学生が就活でアピールする時の言葉でもあります。 しかし、私も教育に携わる一員として、このような風潮がいまひとつ理解できません。 基礎の学力ができていない学生に特殊な教育をすれば、課題を解決できるようになるのか? 話す内容を持たない人が卓越なコミュニケーション能力を発揮してプレゼンできるのか? 学生もかわいそうです。 基礎の教育がおろそかのままで、「創造性を発揮して」「課題を解決し」「プレゼンしろ」と言われたら、デタラメを堂々と話す若者が量産されるのは必然です。 問題なのは若い人ではなく、そうした人を育成しているシステムです。 現在の「課
ツイッターやフェイスブックなどインターネットのSNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスに絡むトラブルが増えていることから、神奈川県は、教員の知識を高めようと、SNSに詳しい高校生を講師にした特別講座を開くことになりました。 SNSを巡ってはツイッターやフェイスブックなどさまざまなツールが普及する一方で、児童や生徒がトラブルに巻き込まれるケースもあり、教育現場で正しい使い方やリスクをどのように指導していくかが課題となっています。 こうしたなか、神奈川県は、ことし8月に行われた高校生の模擬議会で「先生はSNSの知識が不足しているので生徒による研修を受けるべきだ」という意見が出されたことを受けて、教員を対象にSNSに詳しい高校生を講師にした特別講座を開くことになりました。具体的には、県内の高校から希望者を募集しておよそ10人の生徒を講師に選び、実体験を基にしてSNSの危険性などをまとめた教
ここ数年、タブレットを用いた授業や、子ども向けのプログラミング教室が盛況との話をよく耳にするようになった。ITと教育の融合は、今後、どのような展開を見せるのか。この連載では、有識者や現場で実際にIT教育を実践している人たちに話を聞くことで、新しい教育の形について考えていく。 第1回目は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)。1990年に設立された同校は、学術に最先端のものを取り入れようという進取の精神に富んだ学校と言われ、全国から優秀な学生が集まってくる。その大学が考えるIT教育とは何か。日本における「インターネットの父」とも呼ばれる慶應義塾大学環境情報学部長・村井純教授に聞いた。 偏差値への影響があってもかまわない ――慶應がIT入試を始めると話題です。 2016年から「情報」を選択科目として入試に入れます。すでに2012年12月にアナウンスしていますが、それは高校生に対するメッセー
パソコンと接続したモニターに動画や画像を表示したり文字を書き込んだりできる「電子黒板」の利用状況を会計検査院が調べたところ、導入された全国の小中学校のうち6割に当たる3700校余りで、画像を動かすなどの機能が十分に活用できていないことが分かりました。 「電子黒板」は、パソコンと接続したモニターに動画や画像を表示させて動かしたり、文字をタッチペンで書き込んだりするといった「特有の機能」を持ったデジタル教材で、全国の小中学校で整備が進められています。 会計検査院は、電子黒板を導入した全国の公立の小中学校のうち6200校余りを対象に、1か月に行われる授業の中でどれだけ利用したか調べたところ、画像を動かしたり文字を書き込んだりするなどの「特有の機能」を使った授業の割合が1割未満にとどまっていた学校が、全体の6割に当たる3700校余りに上ることが分かりました。 さらに、このうち1600校では、学習教
文部科学省の実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議で提出された、戦略コンサルタント冨山和彦氏の「我が国の産業構造と労働市場のパラダイムシフトから見る高等教育機関の今後の方向性」が一部で話題になっている。 産業をグローバル(Gの世界)とローカル(Lの世界)に分けて、それぞれに必要な人材が異なるとし、それぞれのタイプの人材に適応した教育を行おうと言うのが趣旨だが、色々な部分で戦略コンサルタントらしい頭の悪さを発揮している。それっぽいが辻褄のあった議論が出来ていないし、現実も見ていない。 1. 労働生産性と言う指標の罠 まずは労働生産性と言う指標の意味を確認しておこう。冨山氏も書いているが、労働生産性=付加価値生産額/投入労働時間という事になる。この付加価値生産額と言うのが曲者だ。端的に言うと付加価値生産額は、売上から原価を引いた粗利益として計算される。だから、付加価
本ブログが先週木曜日に取り上げた実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議の冨山和彦さんの資料が、ネット上で大騒ぎを引き起こしているようで、すでにそのエントリへのツイート数が1000件を超えていますが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/10/post-e593.html 冨山さんのプレゼンの変なところが増幅されて伝わっていることもあってか、批判的な意見が多数を占めて、池田信夫氏のような逆張り論者が褒めちぎるというあまりよろしくない状況に陥っているようです。 冨山さん自身、職業教育論におけるこの問題の経緯をあまりわからないまま、自分の経験と世間的常識論で論じているところがかなりあるようなので、そこをきちんと指摘していくことは必要なのですが、反応の大部分がその大学教育を受ける人々の立場に立ったものではほとんど
SEM001141007 IGPI All Rights Reserved 我が国の産業構造と労働市場のパラダイムシフトから見る 高等教育機関の今後の方向性 2014年10月7日(火) 株式会社経営共創基盤 代表取締役CEO 冨山和彦 今回の議論に際し通底的に持つべき問題意識について 資料4 IGPI All Rights Reserved SEM001141007 - 1 - 産業構造が大きく異なるGとLの経済圏が存在。 雇用は長期的にはGは漸減傾向であるのに対し、Lは増加傾向・労働力不足が深刻化。 2014/9/19 総理説明資料より抜粋 (第1回まち・ひと・しごと創生会議 説明資料) IGPI All Rights Reserved SEM001141007 - 2 - Lの労働力不足を解消するためには、「労働生産性≒賃金」の持続的上昇が必須 2014/9/19 総理説明資料より抜粋
大学入試の在り方を検討してきた文部科学省の中教審=中央教育審議会の部会は、現在の大学入試センター試験に代えて、「大学入学希望者学力評価テスト」という新たなテストを平成32年度から実施する案をまとめました。 これは24日開かれた中教審の部会で示されました。 現在の大学入試センター試験に代えて、「大学入学希望者学力評価テスト」という新たなテストを導入し、知識の活用力をみるために複数の教科にまたがる問題を出題するほか、英語については『聞く・話す・読む・書く』の4つの技能をはかるため外部試験を活用するとしています。 結果は1点刻みではなく段階別に示すとしています。 また、各大学に対しては、筆記試験だけでなく小論文や面接などで評価し多様な学生を確保するよう求めています。 さらに、高校在学中に学習の到達度をはかるため「高等学校基礎学力テスト」という新たなテストを設け、希望者が高校2年生と3年生で年に2
財務省のデータ解釈に異議あり教育界に激震が走った。財務省が、「公立校の35人学級を40人学級に戻すべき」との方針を打ち出したからである。(47NEWS,ハフィントンポスト,TBS News) そしてその記事をみて、私はもう一つの驚きを覚えた。というのも、財務省はその根拠となる「いじめ」などの統計データを誤って理解し、「40人学級に戻すべき」と提案しているからである。私の理解では、財務省が示した数字からは、「35人学級を継続すべき」という結論しか得られない。 「35人学級を40人学級に戻すべき」財務省が、「公立校の35人学級を40人学級に戻すべき」との方針を打ち出した。「少人数学級」は、教育界が長年訴え続けてきた最重要課題の一つである。全学年とまではいっていないものの、2011年度から小学校の1年生で35人学級が実現したばかりであった。 学級規模が小さくなるとき、その増えた学級分については教
公立の小学校で導入されている35人学級について財務省は、いじめや不登校などで目立った改善が認められないとして、40人学級へ戻すよう見直しを求める方針です。 これに対し文部科学省は、教育の質の向上などにきめ細かい指導体制が欠かせないとしていて、年末の予算案の編成で難航も予想されます。 公立小学校の35人学級は、入学直後にきめ細かな指導をするため、平成23年度から1年生の児童を対象に導入されています。 その効果について財務省が検証した結果、1年生とほかの学年を比べたいじめや不登校の発生割合は、導入前の5年間の平均で、いじめが10.6%、不登校が4.7%だったのに対し、導入後の2年間は、いじめが11.2%、不登校が4.5%となり、目立った改善がみられないとしています。 そのうえで、従来の40人学級に戻した場合、必要な教職員の数はおよそ4000人減り、国の負担はおよそ86億円減らせると試算していま
佐賀県武雄市の小学校で、小学1年生にコンピューターのプログラミングを教える独自の授業が20日から始まりました。 この取り組みは、武雄市が、子どもたちの自発的に物事に取り組む力を養おうと、大手ゲーム会社の「ディー・エヌ・エー」などと共同で進めているものです。 授業は、20日から山内西小学校の1年生の児童を対象に始まり、タブレット端末を使って行われ、子どもたちは画面に表示された絵や文章を組み合わせるなどの操作を体験しました。 こうした操作もプログラミングに含まれるということで、子どもたちは、「おもしろい」などと声を上げながら操作に集中していました。 授業に参加した男の子は、「キャラクターが動いてくれたので楽しかったです。ゲームとかが作れるようになりたいです」と話していました。 20日は、武雄市の樋渡啓祐市長も見学し、「子どもたちから『今度は自分で作ってみたい』ということばが出てきたのがよかった
60歳のおっさんが大学時代の学費は物価も考慮すると現在の8万円です。月に7千円稼いだと自慢してるのです。 というツイートを読み、学費を払うのにバイトしなきゃいけない時間ってどれ位変化したんだろう?と気になったのでイメージを掴むため大雑把に計算してみた。 (今回はざっくりと理解することが目的なのであまり検算やミスチェックをしてない。恐らくどこかにミス有り) 社会でお偉いポストについてる人が「俺らの頃は大学の授業料なんか自分で稼いだもんだ」と言い出したときのためのグラフを置いときますね。60歳のおっさんが大学時代の学費は物価も考慮すると現在の8万円です。月に7千円稼いだと自慢してるのです。 pic.twitter.com/mPa5KGhEsU— 中迎 聡(今日も明日も18歳) (@nakamukae) 2014, 10月 16 結果は最低賃金の高い東京都の場合でこんな感じ。 1975年から20
大都市と地方で高校生の大学進学率の差が広がっている。今春の文部科学省の調査から朝日新聞が算出すると、都道府県別で最上位と最下位の差は40ポイント。20年で2倍になった。家計状況と大学の都市集中が主因とみられる。住む場所の違いで高校生の進路が狭まりかねず、経済支援の充実などを求める意見がある。 文科省の学校基本調査(速報値)から、4年制大学に進んだ高卒生の割合を、高校がある都道府県別に算出した。今春は全国で110万1543人が高校(全日・定時・通信制と中等教育学校)を卒業。大学には浪人生を含む59万3596人が入学(帰国子女など除く)。進学率は53・9%だった。 都道府県別では東京の72・5%が最高で、次いで京都(65・4%)、神奈川(64・3%)、兵庫(61・7%)など。最低は鹿児島の32・1%で、低い順に岩手(38・4%)、青森(38・6%)など。40%未満は5県だった。 大都市圏では愛
午後一番の授業で襲ってくる睡魔。その対処法として、昼寝を積極的に採り入れる学校がある。少し眠った後には集中力が高まり、効率も上がるという。夜型が進む現代社会では、大人も子どもも睡眠が不足がち。昼寝の効用が注目されている。 「みなさん、始めましょう」。校内放送に続き、モーツァルトの調べが流れた。生徒がカーテンを閉め、一斉に机に顔を伏せる。昼休みの喧騒(けんそう)は消え、静まりかえった。 福岡県筑前町の町立夜須中学校では4月から全校生徒が昼休み後の10分間、目を閉じる午睡の時間を始めた。「これでリセットできます」(3年の男子生徒)。当初は週2回、2学期からは生徒が任意で毎日続けている。 同町教育委員会が2月、夜須中の生徒にアンケートすると、平均睡眠時間は6時間52分だった。「授業中に強い眠気を感じる」と回答した生徒は63%にのぼった。大雄(おおたか)信英教育長は「午睡によって頭を休めたり、心を
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