ネットワーク図を描くにはツールの活用が欠かせない。簡単な図であれば、米Microsoft(マイクロソフト)の「PowerPoint」や「Excel」を使う技術者が多いようだ。 一方、大規模ネットワークの図を描く技術者の多くは作図専用ツールを活用している。そこで物理構成図に強いといった「個性」を持つツールを4つ紹介しよう。 「飛び越し点」で線の交差を識別 Microsoftの「Visio(ビジオ)」は、1990年代から続く歴史ある作図ツールの1つ。大規模ネットワークを構築するインテグレーターなどの技術者から根強い支持がある。TISの後藤崇夫IT基盤エンジニアリング第1部チーフは「設計フェーズで使う詳細な物理構成図を描くときに使い勝手が良い」と説明する。 大規模ネットワークの物理構成図は機器同士を結ぶ線が交差しやすく、機器同士の接続状況を区別しにくくなる。設計フェーズで機器同士の接続を誤ると、
「Developer eXperience Day 2024」において、Microsoft Senior Software Engineer の牛尾剛氏が、自身のキャリアと米国IT企業での経験を通じて、ソフトウェア開発の文化とマインドセットの違いを語りました。プログラマーへの夢を追い続けた軌跡から、世界的クラウドサービスの開発現場まで、日米のソフトウェア開発アプローチの違いが明らかになりました。全4回。 牛尾剛氏の自己紹介と経歴 牛尾剛氏:はい、おはようございます! おはようございますじゃないんや、よくわからへんねん。僕は今10時ぐらいなんですけど、みなさんの時間帯がよくわからないですね。というわけで今日は、「米国巨大IT企業で働いてわかったソフトウェア開発の文化とマインドセットの違い」をテーマに、話をしたいと思います。 私はエンジニアをやっています。Azure Functionsという世
東芝は、MEMS技術を用いて小型化し、同時に世界最高レベルの精度を実現した「慣性センサーモジュール」を開発した。このモジュールの精度は、航空機に搭載して太平洋航路をGPSなしで自律飛行できるレベルだという。東芝電波プロダクツは、新開発のジャイロセンサーを用い、小型の「可搬型ジャイロコンパス」を開発した。 振動子の方向や周波数で動き検出、高精度と高DRを両立 東芝は2024年9月、MEMS技術を用いて小型化し、同時に世界最高レベルの精度を実現した「慣性センサーモジュール」を開発したと発表した。このモジュールの精度は、航空機に搭載して太平洋航路をGPSなしで自律飛行できるレベルだという。また、東芝電波プロダクツは、新開発のジャイロセンサーを用い、小型の「可搬型ジャイロコンパス」を開発した。 慣性センサーは、加速度センサーとジャイロセンサーで構成される。加速度センサーは物体が縦横に動く「並進運動
二酸化炭素が日中の眠気を引き起こす──東北大学は9月3日、そのような研究結果を発表した。換気の悪い屋内環境で起こる強い眠気と二酸化炭素の因果関係はこれまで不明だったが、研究チームは睡眠障害の検査手法を使って実験を実施。その結果、二酸化炭素が眠気を誘発する科学的な根拠を見つけたという。 これまで、二酸化炭素と日中の眠気の因果関係は明らかになっていなかった。その要因は眠気の測定方法にあり、従来の研究では眠気の評価方法が主観的だったという。また、客観的な指標と考えられていた「脳波の変化を調べる手法」も、眠気に関係なく二酸化炭素の影響を受けていた可能性があったとしている。 そこで今回の研究では、睡眠障害の検査に使う眠気の測定方法を採用。被験者11人には、検査1週間前から7時間以上の睡眠を取ってもらうなど準備を徹底した。さらに二酸化炭素濃度を厳密に制御できる環境を用意するなど、客観的に二酸化炭素と眠
ハイパーモダン(hypermodern)という言葉は20世紀初頭を代表するチェスプレーヤーたちが考案した、当時モダンであると考えられていたオープニング戦略を超える斬新な戦略に由来するものです。本書はPythonを使った開発におけるハイパーモダンな戦略を提示します。Poetry、Nox、pytest、Ruff、uv、Ryeといった新しいツールを活用して、ワークフローをさらに効率化し、堅牢かつ信頼性の高いプロジェクトにする手法を紹介します。ハイパーモダンな戦略を通じて、開発において本当に重要なことを学べる1冊です。 訳者まえがき はじめに Ⅰ部 インストールと環境 1章 Pythonのインストール 1.1 複数のPythonのバージョンをサポートする 1.2 Pythonインタプリタを探す 1.3 WindowsにPythonをインストールする 1.4 Windows用Python 1.5 m
アニメーション実装のテクニックのひとつにFLIPと呼ばれるものがあります。FLIPアニメーションは2つの状態をなめらかにつなげるテクニックで、とくに移動や拡大といった動きに有効です。FLIPアニメーションを用いると、次のようなアニメーションを実装できます。 本記事では、ライブラリに依存しないFLIPアニメーションの原理を理解し、実装する方法を紹介します。 FLIPアニメーションとは FLIPとは、First, Last, Invert, Playをまとめた造語です。これらはFLIPアニメーションの手順を説明したものになります。 First:アニメーションを開始するときの状態 Last:アニメーション終了時の状態 Invert:変化量を計算し、Lastの状態に適用してFirstの状態を復元します Play:Invert量を徐々に減らしてLastの状態に近づけていきます FLIPのおもしろい点
NECではリリースに先立ち、このシステムを本社ビルに導入。従来は社員証をかざしてドアを開けていたが、歩きながら手ぶらで入場できるようになったという。 販売開始時期は9月30日を予定。日本、アメリカ、シンガポールを中心にグローバルで販売するとしている。 関連記事 大阪万博、NECの顔認証システム導入 入場管理・決済に活用 ID数は120万で同社の国内最大事例に 2025年日本国際博覧会協会は、大阪・関西万博でNECの顔認証システムを活用した入場管理と店舗決済の仕組みを導入すると発表した。入場時に顔認証を行うことでなりすましを防ぐ他、顔認証による電子マネー決済を可能にし、店舗での買い物を簡便化するという。 NEC、「AIで迅速な犯罪解決」目指す米スタートアップに出資 NEC Xは、警察署間の情報共有システム「BLTN」を提供する米国のスタートアップMultitude Insightsに出資した
コンピューターの歴史研究や古いコンピューターの修復を行うケン・シャリフ氏が、美術館の展示で見かけた先住民族の織物がIntelのPentiumプロセッサの模様に似ていたことをきっかけに、アメリカにおける半導体産業の歴史の一幕を紹介しています。 The Pentium as a Navajo weaving https://www.righto.com/2024/08/pentium-navajo-fairchild-shiprock.html カナダ国立美術館を訪れたシャリフ氏は、展示されていたニューメキシコ州の先住民族・ナバホ族の織物に既視感を覚え、その模様がIntelのPentiumプロセッサのパターンに酷似していることに気付きました。以下がその織物「Replica of a Chip」で、1994年にナバホ族の織工であるマリルー・シュルツ氏が、Intelからアメリカインディアン科学技術
3点リーダーとは 3点リーダー(省略記号)とは、テキストが長くてボックスの領域を超えてしまう場合に「...」でテキストを省略表示する手法です。 3点リーダーを実装するために必要な4つの設定 1、ボックスのwidthの指定 テキストが表示される領域の幅を指定します。 2、white-space: nowrap; テキストの改行を禁止し、1行で表示します。 3、overflow: hidden; テキストが表示される領域の幅を超えた場合、その超えた部分を隠します。 4、text-overflow: ellipsis; 非表示の溢れた部分を3点リーダー(...)で表示します。 See the Pen Untitled by kidorina (@kidorina) on CodePen. 簡単に長いテキストを省略することができます。 Table内での3点リーダーの挙動 Table内で3点リーダー
2024/09/03追記 ちょっとX経由で見に来ていただいた方が増えているようなのであらかじめ注意。 kotaemonで普通のRAGをやる場合は、OpenAI/Ollamaどちらの場合でも多分問題なくできるんじゃないかと思います。 kotaemonでGraphRAGをやる場合(多分ここに期待している人が多いと推測)は、以下の注意が必要です。 OpenAIならGraphRAGが動作しますが、モデルがgpt-4-turbo限定になると思います、つまりコストが高いです OllamaでGraphRAGは現状の実装だとちょっと難しそうです 公式にIssue上げてます(どっちかというとGraphRAG側の問題かなと思います)ので、kotaemonのGraphRAG対応については今後のリリースに期待するほうが良いかなと個人的には思います。 ここで知った。 GitHubレポジトリ kotaemon ドキュ
株式会社ナレッジセンスは、生成AIやRAGを使ったプロダクトを、エンタープライズ向けに開発提供しているスタートアップです。本記事では、RAGの性能を高めるための「HybridRAG」という手法について、ざっくり理解します。 この記事は何 この記事は、RAGシステムを専門用語に強くするための手法「HybridRAG」の論文[1]について、日本語で簡単にまとめたものです。 今回も「そもそもRAGとは?」については、知っている前提で進みます。確認する場合は以下の記事もご参考下さい。 本題 ざっくりサマリー HybridRAGは、通常のRAG(Retrieval Augmented Generation)で用いられる「ベクトル検索」の弱みを補い、回答精度を向上するための手法です。BlackRockとNVIDIAの研究者らによって2024年8月に提案されました。 ベクトル検索の弱みはいくつかあります
おまっ @masunessa 家が全焼した時に、桐箪笥と桐箱に入ってた兄弟全員のへその緒が無事に残ってたの、こういうことなんだよなあ。 大事なものは金庫か桐箪笥に、だなあ。 x.com/osakasenshoku/… 優ぬぅさん @yuunuusan パイナップルの皮やとうきびの芯が燃えないのは水分も関係してると思ったが、こんな乾燥した木材で延焼しないなんて桐凄いな 箪笥などに使った先人の知恵を感じる x.com/osakasenshoku/…
この記事は、本が読めなかったWEBライターが初めて「山月記」を読むだけの記事です。 <この記事に出てくる人> WEBライター。本を読むのが苦手だった。 友だち。みくのしんが本を読む手伝いをする。 はじめに 以前、「32年間の人生で、一度も本を読んだことがない」というみくのしんが、初めて「走れメロス」を読む……という記事が公開されました。 始めは慣れない読書に悪戦苦闘しつつも、いつのまにか本の世界に没頭。 爆笑したり号泣したり、いろんな感情を爆発させながら、体全身を使って「走れメロス」を読み進み、ついに人生で初めて本を読み切ることができました。 こうして、本を読んだことがない一人の男が、本を読めるようになった……という記事です。 今からお送りするは、そんなみくのしんが人生2冊目の読書に挑戦したときの話です。 2022年12月撮影 人生で2冊目の読書かぁ〜! 次はどんな話なんだろ? 楽しそうだ
はじめに エンジニアのみなさま、日々の学習本当にお疲れ様です! また本記事まで足を運んでいただき本当に感謝です。 約2分程度で読めるので最後まで読んでもらえると幸いです。 ======================================================= 開発中に作業ブランチを確認するとき、毎回『git branch』コマンドを入力して確認してませんか?ちなみに私はずっと入力してました...w 業務効率を上げるために何か良いものはないかと探していたときに 『Oh My Zsh』 に出会いました。 遊び心のあるフレームワークで個人的にとても好きですw 今回はこのフレームワークを活用して作業ブランチ名を常に表示させるための手順をご紹介したいと思います! こんな形で表示されます さっと見たい人向け
Refactoring UIで公開された「Labels are last resort」より許可をもらい、日本語抄訳しています。 ユーザーにデータを表示するとき(特にベータベースから読み込むとき)、一般的なlabelプロパティを使って表示するという罠に陥りがちです。 すべてにラベルを利用した悪い例? このアプローチの問題点は、データをなにかしらの階層構造で表示することが難しくなること。どのデータも等しく重視されるようになります。 ラベルはまったく必要ないかもしれない 多くの場合、書式を見るだけで、そのデータが何であるか直感的に理解できます。 たとえば、nanashi@example.comはメールアドレス、(619)765-4321は電話番号、¥980は価格といった具合です。 フォーマット形式が分かりにくいときは、コンテンツにすでに含まれていることもよくあります。たとえば、従業員名簿で誰か
今、AI(人工知能)によりロボットの世界が様変わりしようとしている。人間は五感を使って周囲の環境を認識し、行動する。同様にロボットも、外部環境と適切にインタラクションするために、視覚、聴覚、触覚など複数の感覚器を使って、異なる種類のデータ、すなわちマルチモーダルなデータを統合的に処理し、動作を生成する能力が必要になってくる。 環境の認識から動作の生成までを扱うEnd-to-End モデル 従来のロボットは感覚器ごとに処理が異なり、動作の生成も感覚器の処理とは独立していた。ところが近年のAI、特に大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)の中核をなす「Transformer」は、単体でマルチモーダルなデータの扱いを可能にした。それだけではない。同じTransformerモデルによって複雑な動作も生成できるようになってきた。 これは、環境の認識から動作の生成までを1つ
なぜプログラミングを「開発」と呼ぶのか、他業界が感じるITプロジェクトの違和感 プロジェクトマネジメント編 今回は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進やIoTプロジェクトなどで他業種のエンジニアと共同作業を行う場合、気を付けた方がよい用語を取り上げる。以前にも書いたが、筆者は日立製作所在籍時にグループ内のコミュニティー活動を通じて、電力、鉄道車両、昇降機(エレベーター、エスカレーター)、自動車部品、家電など、様々な事業でプロジェクトマネジメントに関わる仲間たちと交流を持つことができた。また、2000年代後半に1年半ほど、ITを離れて本社のモノづくりを統括する部門に移り、全社にプロジェクトマネジメントを普及する仕事に携わったことがある。 こうした交流を通じて、彼らから指摘されたり、会話の中で話題になったりした用語の違いを紹介する。 「設計が先で、それから開発」は常識か? その用語と
コードレビューの仕方 このセクションでは、長年の経験に基づいて、コードレビューをする最良の方法に関するいろいろな推奨事項を説明しています。 各ページをひとまとめにすると一つの完全なドキュメントになりますが、便宜上、多くのセクションに分割しています。 全部を読む必要はありませんが、多数の感想によれば、ドキュメントを通読するのが個人としてもチームとしても非常に有益です。 コードレビューの基準 コードレビューの観点 レビューで CL を閲覧する コードレビューのスピード コードレビューコメントの書き方 コードレビュー中の取り下げに対応する CL 作成者のガイドも参考にしてください。こちらは CL をコードレビューしてもらう側の開発者のための詳細なガイドです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く