ブックマーク / kaze-no-katami.hatenablog.jp (217)

  • 想い出は帰らない - 風のかたみの日記

    昼過ぎ、南南西の風が厚い雨雲を運んで来た。 一瞬にして空を覆うスコール。昔、パダンのホテルの部屋から眺めた景色に似ていた。 程なく大粒の雨が、風に揺れる街路樹の葉を叩き、行き交う車のライトが、濡れたアスファルトに滲んだ。 あの日も、心を閉ざして、嵐が過ぎるのを待つしかなかった。そして僕らが愛した優しい日々は、 いつしか物語に似た過去に変わった。 突然の電話のコールが、7回を数えて沈黙した。 ほんの少し間、鼓動と秒針のシンクロが乱れた。 深く息を吸いゆっくりと吐いた。 冷たいレモネードをひと口飲んだ。 やがて雨雲は走り去り、パールモーブの黄昏が辺りを包んだ。 何処か遠く、同じこの空の下、君は今、移ろう季節を、誰と見ているのだろう。 1986年の眩しい夏は終わろうとしていた。 昔作った歌を基に、洒落たショートストーリーを書いてみようと考えたが、残念なことに訳の分からない散文しか出来なかった。そ

    想い出は帰らない - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/08/21
    youtube、両方見せて(聴かせて)いただきました(*^_^*) 連載の続編かしら。最後のお月様、いいですね♪
  • 土曜の朝の風のかたみ - 風のかたみの日記

    最近の土曜の朝は「川口グリーンセンター」へ行き、草花の写真を撮影する事がすっかり習慣になってしまった。個人的趣向で引き続き外を自粛している現在、残された数少ない楽しみのひとつだ。 園内の混雑を避ける為、未だ人の少ない開園時刻に合わせて家を出るが、丁度その時間にはTOKYO FMで「Peace of Mind:土曜の朝のサラ・オレイン」という番組が放送されており、これを聴きながら車を転がしている。 冒頭にリスナーからの「お便り」が紹介され、そこからサラ・オレインがその日のテーマを展開してゆく。しかし漫然と聞いていると、大概の「お便り」はウイットに欠けるショーもない内容ばかりで少々ウンザリしていた。「そろそろ『風のかたみ』の出番かも知れない」、そう思った。 ところで、以前私がこの番組宛てにリクエストを送ったところ採用され、特製マグカップを手に入れた事は既に述べた。 kaze-no-katam

    土曜の朝の風のかたみ - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/08/17
    サラさんのおやじギャグも面白いけど、風さんの努力がおかしくて笑ってしまいました~♪ コメントの採用、おめでとうございます(笑)
  • 令和弐年八月拾五日 - 風のかたみの日記

    梅雨明けしたと思ったらいきなり連日の猛暑。とてもでは無いが身体がついて行かない。それでいて8月7日には「立秋」を迎え、暦の上では既に秋になっているのである。これはどう考えても納得しづらい。 それと言うのも、我が国は明治になると西洋と足並みを揃える為、暦をそれまでの太陰太陽暦から太陽暦に改めた。これにより明治5年12月5日は明治6年1月1日と読み替えられ、以後、夏至や冬至などの「二十四節気」、入梅や二百十日などの「雑気」とそれに伴う様々な風習や年中行事は、全て約1ヶ月前倒しになってしまった。「立秋」という言葉の季節感が失われた理由はここにある。 中でも可哀そうなのは織姫と彦星である。来ならば梅雨が明けた現在の8月7日が七夕であったのに、今の7月7日は梅雨の真っ盛り。彼等はこの150年あまり、まともに逢瀬もままならない。さぞかし明治政府を恨んでいることであろう。 さて、それはさておき、今日8

    令和弐年八月拾五日 - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/08/15
    七夕、8月7日だったのですね。初めて知りました。
  • 海に連れてって - 風のかたみの日記

    どうやら今週のお題は「夏うた」という事らしい。毎回「如何に手を抜きブログを更新するか」そればかりを考えている私としては、夏に因んだ歌をYouTubeから引っ張り出して、リンクを貼り付ければ一丁上がり。これを見逃す手は無い。自慢では無いが長く生きている分、古今東西の隠れた名曲にも精通している心算である。 早速取り掛かって適当と思われる候補を5曲ほど見つけ、「これで盆休みはのんびり過ごせる」とすっかり安心していた。 ところがである。「好事魔多し」の諺通り、思いもかけない事が私の身に降りかかった。 8月9日未明、枕元に置いたスマホが勝手に点灯し、メッセージらしきモノを表示した。何と「はてなブログ」で誰かが私をIDコールしているのだ。 確認すると以下の通り。 さえわたる (id:saewataru) 風のかたみ (id:kaze_no_katami) さんからは、「全体を通して打楽器が控えめでは?

    海に連れてって - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/08/09
    打楽器のアレンジ、風さんはドラムも使えるのですか?それとも昔(今も?)エレクトーンで打楽器プログラムするみたいなのがありましたけど、そういう機材を使われてるのかしら?とっても素敵なアレンジでした♪
  • 月への尽きない想ひ - 風のかたみの日記

    深夜ふと目が覚めた。見慣れた寝室がいつもより明るく感じられた。よく見ると光はカーテンレール辺りから漏れている。外を確認すべく起き上がり、カーテンを開く。その瞬間、私の眼は光の正体を捉えた。満月! 小学生の時、天体望遠鏡を買って貰った。経緯台の屈折型だったが、フレキシブル・シャフトという縦横微調整可能な機能を備え、子供にしてみれば充分過ぎる立派な代物。 木星のガリレオ衛星は勿論、条件さえ揃えば土星の環を見る事も出来た。そして圧巻は何と言っても夜空で一番大きな天体「月」である。 それまでも写真などで、月の地表=白く輝く山岳部や「海」と呼ばれる黒っぽい平地、そして所構わず無数に空いた大小様々な穴ボコの知識はあった。しかし実際に自分の眼で見るのとは全く違う。時間の経つのも忘れ、いつまでも接眼レンズから目を離す事が出来なかった。 「天文学者になろう」そう考えた時期もあったが、やがてそんな事は忘れてし

    月への尽きない想ひ - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/08/06
    お月様、とっても綺麗!網戸やガラス窓、そのままの方が綺麗に写るって意外です。
  • 季節の花 葉月 (一) - 風のかたみの日記

    8月1日。朝、カーテンを開くと久方の青空。唯それだけの事で気持ちが晴れる。朝も摂らずカメラ片手に車を走らせる。行き先はいつもの「川口グリーンセンター」。 午前8時40分、開園前の駐車場には既に数台の先客。この時間帯に訪れる人の殆どは重装備のカメラマン達。流石に家族連れは未だいない。 午前9時、検温を済ませ入園。シャッターを切りながら散策、暑い。日焼けを避ける為に着て来た長袖のサマーセーター、堪らず袖をまくり上げる。マスク必須の園内の体感温度は更に上がる。 1時間程で早くも消耗。いつものように誰もいないテラスの日陰で休息。テーブルに置いたスマホの気象情報は、関東甲信越の遅い梅雨明けを伝えていた。 尚、今回もまた撮影した写真を約3分半の動画に纏め、以下の通りYouTubeにアップした。 季節の花(葉月)/風のかたみの日記

    季節の花 葉月 (一) - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/08/03
    綺麗ですね~♪花の名前に詳しくないですが、初めの方「白い睡蓮」が一番好きです。蓮の実が一緒に映り込んでいるところが特に好きです。癒される画像の数々ありがとうございます♪風さんは超面白いのに癒し系?(笑)
  • 貼り忘れた写真(或いはカナユニ再訪) - 風のかたみの日記

    これまでレストラン・カナユニについて全5回、約12,000文字、凡そ原稿用紙30枚相当を費やし私見を述べた。元原稿から削除した部分や添付写真を含めれば、安易な卒業論文程度の量にはなったと思う。しかし何時もの悪い癖で脇道に逸れ、余計な記述が散見された事も否めない。 これらを書き終えた時は、初めて南青山を訪問してから既に1ヶ月が過ぎ、私は無性にまたカナユニに行きたくなっていた。脱稿記念、未掲載メニューの写真撮影等々、自分を納得させる理由は幾らでもある。私は迷わず予約の電話を入れた。 ということで今回は出来る限り言葉による虚飾を廃し、視覚に訴えてみようと思う。 2018年4月14日夕刻、私はまたカナユニの扉を開ける。笑顔で出迎える横田誠氏に、この店一番の上席ヘ案内される。生演奏を正面に見る中央奥の席だ。 程なくして現地集合のTも到着。先ずは前酒にシェリー、その後シャブリと「漁夫のサラダ」「エス

    貼り忘れた写真(或いはカナユニ再訪) - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/08/01
    自家製ハム、かなりの大きさですよね! 見た目にびっくり、そしてとっても美味しそうです!お気に入りのお店、素敵ですね♪
  • 新生老舗レストランを南青山に訪た <その5> - 風のかたみの日記

    そしてTはワインを一口飲み漸く「これ、味はいいんだけど、とにかく強烈」と理解不能な言葉を呟いた。早速私も残ったひと欠片を取り皿に乗せ、フォークで更に小さく分けて口に入れた。 これまで随分ブルーチーズをべて来たつもりだったが、これは初めての味。特段臭みや塩分が強いとも思えない。しかし凄まじい程の衝撃が口の中を蔽いつくす。 困惑する私の顔を見てTは笑いながら「初めてチーズに負けた」とまた訳の判らない事を言い、皿に残ったブルーチーズに恨めしそうな視線を送った。これが有名なロックフォール (Roquefort) の味なのかどうか私には判断出来ず、唯Tに向かい苦笑するばかりだった。 しかし年齢と共にイケ図々しさを身に着けてきた私はこんな事ではめげない。幾分の酔いも手伝って、次なる試みは今夜この場所でここにいる者達の注目を集めてみようと思い立った。 手始めは先ず、以前、元赤坂で飲んだ自家製「レモン・

    新生老舗レストランを南青山に訪た <その5> - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/07/31
    氷レモンのお化け、凄いです!ブルーチーズはお口に合いませんでしたか?私も苦手意識がありますが。。。
  • 新生老舗レストランを南青山に訪た <その4> - 風のかたみの日記

    ところで私には気掛かりな点が一つあった。それはかって種々便宜を図ってくれた浅見氏の姿が見えない事だ。私は氏の風貌からてっきりかなりの高齢と思い込んでいて、二年前の閉店を期に引退したのではないかと考えていた。しかしTによれば浅見氏は我々とそれ程歳が変わらない由、ならば再会出来るかも知れないと期待していたからだ。 若干躊躇したが思い切って誠オーナーに訊ねると、現在神楽坂で働いていおり。先だっては客を連れて来てくれたという。何故ここで働いていないのかは兎も角、取り敢えず健在である事だけでも判っで少し安心した。 やがて音も無く散る木の葉ように夜のとばりが周囲を包み始め、漸く客が入店して来た。元来私は他人のプライバシーに立ち入る趣味は持ち合わせていないが、それとなく見ていると中年男性と若い女性のカップル。怪しげな香りがプンプンする。 暫くすると彼等のテーブルに、氷入りのワインクーラーに浸かった赤ワイ

    新生老舗レストランを南青山に訪た <その4> - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/07/30
    ブルーチーズ、どうしたのでしょう。気になります♪ 死ぬまでタルタル、面白すぎました(笑)
  • 新生老舗レストランを南青山に訪た <その3> - 風のかたみの日記

    「追伸 カナユニのオーナーの息子『マコトさん』が、南青山にカナユニをオープンしたそうです」 2018年3月初旬、そう伝えたのは暫く連絡を取っていなかったTからの近況報告メールだった。 私はそれまでも「カナユニ」のオフィシャルサイトを時折覗いては、2年前の閉店以降、全く更新されていない事を確認していたが、Tは独自に活字媒体を通じ情報収集をしていたらしい。 それによれば、元赤坂の店舗が老朽化の為、取り壊しが決まり、オーナー横田 宏氏は他所で同じ環境を再現する事は不可能と判断、2016年3月、50年間続いた店を閉め、その1年後、突然亡くなった。そして宏氏の三男、横田 誠氏が2018年1月、場所を南青山に移し新生「カナユニ」を開いたという。あのイケメンスタッフだと思った「マコトさん」はオーナーの息子だったのだ。 私は早速ネットを検索して漸くそれらしき情報を入手、Tと打ち合わせの上、早速予約の電話を

    新生老舗レストランを南青山に訪た <その3> - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/07/29
    素敵なお店の嬉しい再会、読んでいて私まで嬉しくなってきました(*^-^*)
  • 新生老舗レストランを南青山に訪た <その2> - 風のかたみの日記

    さて、誰を誘って「カナユニ」へ行くか。灰色の脳細胞に真っ先に浮かんだのは大学の同級生二人の顔。我々三人は卒業後も連絡を取り合い、時折会う他に毎年1度、観光&グルメ旅行を実施。北は冬の北海道、南は夏の沖永良部島まで日各地に足を運び、名所旧跡の見学は勿論、美しい景色に息を吞み、思いがけず美味しいべ物に出会う時もあれば、期待に反し大外れした事もあった。 彼等ならばこの「カナユニ」というレストランの価値を認めてくれる確信はあった。しかしよく考えてみると夫々次第に責任ある立場になり、しかもその頃、一人は難病の子供を抱え対応に追われていた為、迂闊に声は掛けられない。世の中には親しいが故に控えなければならない時もある。 次に考えたのは新人教育を一緒に受けた同期入社の中で、特に親しくしていた二人。だが彼等は転勤で東京にはおらず、こちらも諦めざるを得なかった。 そんな時ふと思い出したのが赤坂の貿易会社に

    新生老舗レストランを南青山に訪た <その2> - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/07/28
    カナユニさんへの想いが伝わってきます。素敵なお店だったのですね。パンのお土産、気になります(*^-^*)
  • 新生老舗レストランを南青山に訪た <その1> - 風のかたみの日記

    此処は何処なのか。 キャンドルが揺れているからピアノが鳴って いるのだろう。 だがそれは現実の音ではないようだ。スペインか ポルトガルか…30年以前の昔だ。 夢に憑かれたように歩いたフランスの何処かか。 ピアノの調べが遠くなる…。 そして何故か私は古びた階段を登ってゆく。 すると冷やかな風が流れ出し入口に星が見えた…。 仰ぐと紛れもなくそれは元赤坂…。 夜空のタペストリー。 (以上、旧カナユニ・ホームページから引用) 「カナユニ」はオーナー横田 宏 氏が1966年、東京・元赤坂にて創業したフレンチ・レストラン。店名の由来は「カナ」り「ユニ」-クだと言う。後に人気メニューとなるオニオン・グラタンスープをあの三島由紀夫に絶賛せしめ、石原裕次郎を始め数多くの著名人を顧客に抱え、また現在ではすっかり定着した感のあるボージョレヌーヴォーを日で初めて紹介した等々、この店に纏わる逸話は枚挙に暇が無い。

    新生老舗レストランを南青山に訪た <その1> - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/27
    タルタルステーキ美味しそうですね!食べた記憶はないけれど、美味しいことを知ってます。 どこかで食べたのかな??
  • 新生老舗レストランを南青山に訪た <序章> - 風のかたみの日記

    今年はなかなか梅雨が明けない。それどころか先日の「令和二年七月豪雨」により甚大な被害を被った地域に、更なる追い打ちをかけるかのような大雨が尚も降り続いている。 懸案の「新型コロナ禍」も同様。全く収まる気配は見えず、長引く不自由な生活に気分もまた曇りっぱなしなのである。 ところで最近、このブログの過去の記事が閲覧され、はてなスターが付いたとの通知が時折舞い込む。筆者としては誠にありがたい限りであり、素人とは言え「物書き冥利」に尽きる出来事である。この場を借りて読者の方々に厚く御礼申し上げる。 そこで、一体どの記事が読まれているのか気になり確認すると、中には文中に貼ったリンクが切れていたりする。ニュース記事などの外部リンクならば致し方無いが、これが以前自分が別のブログに書いたものの場合は、少し不親切ではないか。そう考えた。 そこで多少なりとも斯かる事態を改善しようというのが今回の企てである。と

    新生老舗レストランを南青山に訪た <序章> - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/26
    カナユニさん、お洒落なお店なのですね。記事楽しみにしています♪
  • 季節の花(文月) - 風のかたみの日記

    今年もまた記録的な豪雨により各地に甚大な災害が発生、数多くの掛け替えのない命と財産を奪った。このようなニュースを見る度に、これだけ科学が進んだ現代、しかもその最先端を行く日において、未だに自然災害を防ぎきれないという現実をもどかしく思うが、そのような発想は神をも恐れぬ思い上がった所業なのだろうか。 「少しでも命が助かる可能性の高い行動を」。その言葉の重みを、今更ながらに痛感せざるを得ない。未だ油断は出来ないものの今は先ず、被災地の一日も早い復旧と、なお一層の治水対策の整備を願うばかりだ。 そして防ぎきれないと言えば、相変わらず「新型コロナウイルス」の感染。この流行が広く認知されるようになって既に半年以上が経過する。しかし今なお収束の見通しは立たず、それどころか感染者の絶対数は増加を続けている。 三密の回避、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの順守。自分なりにそれらを実行している心算でも

    季節の花(文月) - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/18
    綺麗ですね~。どのお花も素敵だったけれど、お花とミツバチが特に気に入りました。とってもお似合いのお二人で(笑) 睡蓮のお花も清楚な感じがしていいですね♪
  • 今週のお題「納豆」(用も無いのに納豆売りが) - 風のかたみの日記

    久し振りに「今週のお題」について書いてみようと思う。因みにそのお題は「納豆」。何故この時期に納豆なのか考えてみたが、思い当るのは精々7月10日が語呂合わせ(7=ナ、10=トウ)で「納豆の日」だという事位しかない。 それはさておき、結論から先に言えば私は納豆が好きではない、というかはっきり言って嫌いだ。全く何が悲しくてわざわざ腐った豆などべなければならないのかと思う。「否、腐っているのではなく発酵しているのだ」。そういう反論が束になって押し寄せる事は百も承知。しかし、だからと言って嫌いなものが好きになる訳ではない。 私が「納豆」を嫌う理由は極めて明快だ。何よりも先ず「美味しくない」。そして「臭い」。更に「ネバネバと糸を引く」。以上の三点が挙げられる。 「美味しさ」については人間の五感や品の旨味成分等を科学的に分析、研究したレポートもあるが、要は個人の嗜好と考えるべきであろう。とすれば「納

    今週のお題「納豆」(用も無いのに納豆売りが) - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/15
    納豆、自分が食べてる時はいいけれど、人が食べ終えた食器に残った臭いとか、くさすぎます(笑) 風さんは納豆が苦手なのですね。本日は納豆チャレンジ✨先日はもも介チャレンジありがとうです🐍可愛かったでしょう♥
  • 夏の始めのハーモニー(都人への密かなるオマージュ) - 風のかたみの日記

    先日たまたまYouTubeで海上自衛隊の歌姫、三宅由佳莉三等海曹の歌を聞き、甚く感銘を受けた。確かにあのような圧倒的歌唱力の独唱は、他の追従を許さないものがあると思う。しかし、それでも子供の頃からサイモン&ガーファンクルやCSN&Y、キャンディーズのフリークである私は、矢張りハモりが無いと何となく物足りないように感じてしまう。 という事で今回はその「ハモ」について深く掘り下げてみようと考えた。そこで早速「鱧」である。なんのこっちゃ。 ところで世の中には「長いもの」が苦手という人がいて、土用の丑の日などには一切興味は無く、全く鰻をべなかったり、中には写真を見ただけで嫌悪感を持つ場合もある。従ってそのような方は、これから先へは進まない事をお勧めする。 さて、かく言う私は「長いもの」の中で鰻は普通にべるが、流石に蛇は嫌いであるし、鰻と同じ仲間のウツボはべようとは思わない。因みに穴子もあまり

    夏の始めのハーモニー(都人への密かなるオマージュ) - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/12
    白っぽくて骨が多いものを食べず嫌いしてるので(笑)鱧の湯引き、食べたことないです。そんなに美味しいのならいただいてみたいものです。あと締めたての鱧さんより、もも介の方が可愛いですよ♪
  • バンカーの思い出(或いは失われたパトス) - 風のかたみの日記

    一年前、新橋烏森にある小さな飲み屋が、ひっそりとその歴史に幕を閉じた。 「バンカー」と言う名のその店は、元来、銀座のホステスだった女性が始めたもので、彼女が引退した後は息子の「マスター」がそれを継ぎ、一時期、若い女の子を雇った事もあったが、ここ数年は彼が一人で切り盛りしていた。 私は大学を卒業後サラリーマンになり、漸く新しい生活に慣れた頃から、部署は違うが同じ事務所内の先輩二人とつるんで行動する事が多くなっていた。 我々三人は仕事を終えると、同じビル内の居酒屋に集合。取敢えずビールとツマミで腹ごしらえをしてから、専らその「バンカー」に入り浸り、深夜まで酒ばかり飲んでいた。 そこはカウンターとボックス席を合わせて10人程で一杯になる狭い空間で、主たる客は元ホステスの頃から「ママ」の贔屓筋だった年配男性達。彼等は8トラックのカラオケのマイクを奪い合うように、リズムと音程の不一致度を競い合ってい

    バンカーの思い出(或いは失われたパトス) - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/08
    素敵な思い出のある音楽をありがとうございます😊懐かしいお店がなくなってしまうのは寂しいですね。
  • 梅雨の晴れ間 - 風のかたみの日記

    暫く天気の悪い日が続いた。「梅雨だから仕方がない」と言ってしまえば身も蓋もないが、7月2日、この日は予報通り朝から「これはもう出掛けるしかない」ような快晴。取敢えず55~200mmのズームレンズを装着したミラーレス一眼だけを手に車に乗る。行き先は午前9時に開園する「川口グリーンセンター」。 駐車場を出て直ぐ、バイクに乗った近所のラーメン屋の主人に会った。恐らく昨日出前した器を回収しているのだろう。いつも通り私が右手を上げ合図すると、同じように返事をしてくれた。そう言えば暫く店に顔を出していない。 目的地への道すがら、好きな洋楽のCDに合わせ大声で歌いながらの運転。これは自粛ストレスの発散手段として、すっかりマイブームになった感がある。 埼玉県川口市立「川口グリーンセンター」は日の都市庭園100選にも選定された植物園だが、今般のコロナ禍により4月から休園。緊急事態宣言が解除された5月25

    梅雨の晴れ間 - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/07/03
    写真もとってもお上手なんですね!お花、とっても綺麗です(*^-^*)
  • 新型コロナで失くしたもの - 風のかたみの日記

    美々卯 京橋店 『二度あることは三度ある』その言葉に従えば、前回、前々回で投稿したレポとも店の紹介ともつかない料理写真張り付け記事を書けるのも、残すところあと一回。読者諸氏に於かれても、うんざりする事無く『仏の顔も四度』まで延長する心算で何卒お目こぼし願いたい。 さて、唐突ではあるが「うどん」か「蕎麦」かと問われれば、あなたはどちらを選ぶだろうか。私の場合は間違いなく蕎麦である。 子供の頃は御多分に漏れずスパゲティ小僧だったが、歳と共に次第に洋から和へと嗜好も移行、気が付けばいつの間にか蕎麦党に名を連ねるようになっていた。 では何故「うどん」ではないのか。蕎麦の方が物繊維が豊富で、蕎麦湯には血管を強くするルチンが含まれている、などという健康志向の問題では無い。考えてみれば特に「うどん」を嫌う理由も見当たらず、要は太い麺が苦手なだけなのかも知れない。 それでも年に一度、鍋が恋しい季節にな

    新型コロナで失くしたもの - 風のかたみの日記
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    mkonohazuku 2020/06/30
    お気に入り、素敵なお店の閉店は残念ですね。活きた車海老、凄いです!
  • たまに行くならこんな店 - 風のかたみの日記

    「味を占める」= 一度経験した利益に味を覚えて、またそれを望む。(広辞苑 第六版) そうなのである。私は味を占めてしまったのである。七面倒くさい理論を捏ね繰り回したり、何の役にも立たない美辞麗句を並べ立てたり、如何にも尤もらしい人生訓を宣うたり、人の神経を逆撫でするアジテーションを喚いたり・・・。別にそんな事をしなくても、美味しそうな料理の写真を何枚か張り付けるだけで、充分にブログは成り立つのである。 いきなり年甲斐もなく、世を拗ねたような書き出しから始めてしまったが、実際のところ文章を書くのが大儀に思えて仕方が無い。勿論、何も書かなくても何ら問題がない事は充分承知。それでも数日間、投稿せずにいると次第に不安を感じる。これはもう明らかに「新型はてなウイルス」に感染した兆候だ。 そこで考えたのは、またしても自分で作った訳でもない「料理写真の羅列」という安易な道の選択だ。有難い事に前回の日

    たまに行くならこんな店 - 風のかたみの日記
    mkonohazuku
    mkonohazuku 2020/06/26
    素敵ですね~♪こんなお店に行ってみたいです(*'▽')♡