中国の「Great Firewall」が盾から矛に変身した。従来は、中国当局が「好ましくない」と判断したサイトに中国人ユーザーがアクセスするのを防ぐ盾だったが、「好ましくない」と判断したサイトを攻撃する矛として利用されるようになった。 3月26日、米国に拠点を置くプログラマー向けウェブサイト「GitHub(ギットハブ)」に対し、何者かがサービス妨害攻撃(DoS攻撃)を始めた。ウェブサイトに大量のアクセスを集中させることで、サイトの機能を停止させる攻撃だ。同サイトによると、今回の攻撃はこれまで受けたものの中で最大級だったという。 その手段、そして明白な動機は注目に価する。攻撃には「Great Firewall(万里のファイアウォール)」が使われた。これは中国政府がウェブサイトをフィルタリングするために使用するインフラだ。どうやらGitHubに対し、同政府が規制の対象としているコンテンツ(米ニ