ブックマーク / kaze-no-katami.hatenablog.jp (23)

  • 目指せ! シンガーソングライター(4) - 風のかたみの日記

    これまで3回に亘りDTMと編曲支援ソフト「Singer Song Writer(SSW)」について、実際に音を聞いて頂きながらレポートしてきた。 事前の予想ではSSWはCubaseに比べ、かなり簡単だろうと高を括っていたところ、思いのほか手強く「サクッと終わらせる」という当初の目論見は見事に砕け散ってしまった。 それでもブログに書き始めた以上、途中で諦める訳にはいかない。ヘッドフォンを付けたまま400頁の分厚い取扱説明書と首っ引きでPCのディスプレイを睨みながら、少しずつ作業を進めてゆく。 「何が悲しくてこんな事をしているのだろうか」 今回は例の主旋律(テンポは♩=120)をもう少し進展させ、より曲らしくする事を目指しイントロ4小節を追加、併せて2コーラスに増やし、アレンジのガイドとなる全体の構成は <イントロ> <Aメロ> <Bメロ> <Bメロ> <サビ> <エンディング>とした。 これ

    目指せ! シンガーソングライター(4) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/04/26
  • 目指せ! シンガーソングライター(1) - 風のかたみの日記

    タイトルを見て「えーっ」と嫌な顔されたアナタ、大丈夫、ご安心あれ。下手な歌を歌ったりはしない。今回は久々に音楽についての話である。 さて、ご存知の方も中にはいるかも知れないが、私の数多い趣味の一つは所謂DTMデスク・トップ・ミュージック=コンピュータでチマチマと音楽を制作する)である。 Windowsが未だ 3.1 だった頃、即ち1990年代前半に Opcode社の Vision というシーケンスソフトを使って始めたので年季だけは充分入っている。 勿論、長ければそれでイイというモノではない。肝心な「曲」が詰まらなかったり、アレンジのセンスがダサかったりではどうしようもない。 因みにどんな事をやっていたのかは、説明するより聞いて頂いた方が早いと考え、以下の曲を貼り付けてみた。憧れの鈴鹿サーキットにあるという高速コーナーの名を題名にした「130R」。作曲からYouTubeまで全て私のワンオペ

    目指せ! シンガーソングライター(1) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/04/10
    歌も聴きたいです( *´艸`)✨
  • 季節の花(令和三年四月 上) - 風のかたみの日記

    いきなり夏日である。こちらは未だ衣替えも済んでいないと言うのに、早くもTシャツ一枚で街を歩く若人の姿が散見されるようになった。 花粉症は近所の内科で薬を出して貰い随分楽になったものの、今度は遠くタクラマカンやゴビの砂漠から偏西風に乗って黄砂が飛来。全くもって物心付いて以来、彼の国からはロクな物が来た試しはない。 などと、長く続く自粛生活で愚痴の一つも言いたくなるが、そんな事をしている場合ではない。何と前回投稿した「ブログ開設3周年」は予想に反して大盛況。「ご祝儀」の意味合いも多分にあるとは思いつつも、ブックマークやグリーン☆の数は間違えなくこれまでの最高を記録したに違いない。 併せて沢山のご祝辞を賜り、皆様のご厚情誠に有難く、謹んでここに御礼申し上げる。「ありがとうございました」 これに味を占め次は「ブログ開設3年と7日」というタイトルにしようかとも考えたが、流石にそういう訳にもいかず、ま

    季節の花(令和三年四月 上) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/04/06
  • 季節の花 (令和三年一月 Ⅱ) - 風のかたみの日記

    ここ暫くYouTube用の動画を作成していない。散歩がてらカメラは持っているものの、この時期咲いている花の種類は少なく、おまけにマスクから漏れる息でファインダーが曇ってしまう。 そんな状況を察してか「謎のWord 絵師」だるころ9216 (id:darucoro9216kun) さんから弊ブログ20万アクセス祝いに素敵な花束を頂戴した。 ふと最後に花束を貰ったのは目黒区民センターホールのステージだったかな? などと記憶を辿ってみたが定かではない。あの時、生まれて初めて奥行275cmのコンサートグランドピアノを弾いた事だけは覚えているのだが。 それはともかく、私は一回の散歩で200枚近く写真を撮る。どれもイマイチでパットしない。それでも撮り貯めた中から Instagram 等に少しずつアップしたりして様子を見て来たが、矢張りこの「はてなブログ」に鳴り物入りで投稿するのが私のスタイルである。

    季節の花 (令和三年一月 Ⅱ) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/01/30
  • 20万アクセス - 風のかたみの日記

    2018年3月27日、私はこのブログを始めた。これまでに投稿した記事数は312。決して多くはない。むしろ少ないと言った方が正しいだろう。 取り立てて文章が巧い訳でも、内容が役に立つ訳でもなく、その時々に「心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくって」来たに過ぎない。 また時折添付する写真や楽曲も同様。どれも取るに足りないガラクタみたいな物ばかりである。 それでも長く続けているうちに僅かながらもアクセス数は増加し、今般、その累計が20万に達した。 「だからどうしたの」、口の悪い私なら多分そう言うと思う。当事者以外、そのような数字に興味がない事は素より承知の上だが、折角なので(他にネタが無かったので)ご報告する次第である。 ブログは一応有料の「はてなPRO」に登録しているものの、そもそもボケ防止が目的であって、アドセンス等で何らかの収入を得よう等という大それた考えはサラサラ無い。

    20万アクセス - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/01/29
    ブログを通して沢山の方の考えに触れ、とてもいい刺激を頂いています✨
  • ニンドスハッカッカ - 風のかたみの日記

    昨年12月7日、稀代のコメディアン小松政夫が逝った。享年78歳。少し早いような気もするが肝細胞癌だったという。 私が彼を認識する切っ掛けは遠い昔、映画評論家「淀川長治」の物まねからだった。淀川は毎週日曜日、テレビの洋画劇場の解説者として番組の始めと終わりに登場。独特の語り口で冒頭「はい、またお会いしましたネ」に始まり、編終了後「さよなら、さようなら」で終了する。後にオフコースの小田和正がこれをヒントにヒット曲「さよなら」を書いた、というのは嘘である。 小松はその様子を、淀川に似せた太い眉毛が上下に動く仕掛けを使いながら口真似をするのであるが、これが特徴を捉えて実に面白い。そもそもこれを真似ようと思いつく着眼点が素晴らしい。 その後「笑って!笑って!!60分」(TBS 1975.4~1981.3)の頃からは元てんぷくトリオの伊東四朗とコンビを組み、やがて「電線音頭」や「しらけ鳥音頭」を生み

    ニンドスハッカッカ - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/01/22
  • シンクロニシティ(初回投稿2020年1月17日) - 風のかたみの日記

    あの日から26年の歳月が流れた。それは即ち、日の人口の凡そ2割が「阪神・淡路大震災」をリアルタイムで知らない事を意味する。だが別に不思議な事ではない。私達の大部分もまた、1923年(大正12年)に起きた「関東大震災」を知らないのだから。 しかし私の中では、我が国を揺るがしたあの大災害に対し、どこかアウトサイダー的な感覚が今もなお残っている。それは多分、あの日あの時、遠く離れた場所にいたからかも知れない。否、恐らくそうに違いない。 以下はその当時の状況を昨年記述したものである。思う所があって再掲する事とした。 先ず最初に。この「シンクロニシティ」というタイトルを見て、大集団女性アイドルの歌についての記述だと思った方、申し訳ない。そうではないので悪しからず。 さて、1995年1月、未だお屠蘇気分が抜け切らない内に、私は初めてインドネシア共和国へ向かった。目的は観光ではなく、旧通産省所管の外郭

    シンクロニシティ(初回投稿2020年1月17日) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/01/19
  • 季節の花(令和三年一月) - 風のかたみの日記

    改めまして。明けましておめでとうございます。 年末年始、蕎麦屋にも神社にも出かけず唯ひたすら自宅に閉じ籠っていた。何年か振りに御節料理を予約しておいたが大して旨くもなく、やたらと味が濃過ぎる。まさしくこれが当の「せち辛い」を、年始早々に味わう羽目になってしまった。 とは言っても家に籠ってばかりでは、ついつい般若湯の方が進んでしまう。さすがに1月3日、辛抱たまらず散歩がてらカメラを持って近くをブラブラしてみた。 すると何と梅の蕾が綻びかけているではないか。ロウバイが開花した事は既に知っていたが、他にも今が盛りの日水仙や錦木蓮の蕾も膨らみ始めており、この時期にしては思わぬ収穫となった。 後はこれらの画像にBGMを付ければいつものYouTubeの出来り。今回は正月という事もあり「お箏」を使ってみようと考えた。因みに筆者が小学生の頃の住まいの真向かいには「生田流」の教室があった。(唯、それだけ

    季節の花(令和三年一月) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2021/01/05
    うわぁ〜✨梅の蕾が!!暗いニュースばかりだけど、近くを見ればこんなにも幸せを感じることが沢山ある(*^^*)そう思わせていただきました(´∀`*)
  • 大つごもり(初回投稿2018年12月17日) - 風のかたみの日記

    時折「はてなブログ」から『過去のブログなどを振り返りませんか』とのメールが届く。殆どはスルーしているが、今回ふと思い立って以下の通り再掲してみることにした。 今回もまた筆者が常日頃関心を持っている事柄、「宇宙・天文・暦」について書いてみようと思う。先ずはおさらいから。 さて、今回のタイトルは「大つごもり」。漢字では「大晦」または「大晦日」と書く。『おいおい、それは「おおみそか」と読むのだろう』早くもそういう声が聞こえて来そうである。 確かにその通り。しかし、聡明な読者諸氏は「みそか」は「三十日」と書く事もご存知であろう。和歌を「三十一文字」(みそひともじ)と言うようなものである。 思い出して頂きたい。我が国の暦は長きに亘って「太陰暦」を用いていた事を。即ち月の満ち欠けが、往時最も重要な関心事であった農作物の育成時期や、言葉の形成に多大な影響を与え、日人の暮らし、そして感情に密接に作用して

    大つごもり(初回投稿2018年12月17日) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/12/21
  • 季節の花(霜月)その三 - 風のかたみの日記

    このブログを更新するタイミングについて特に決めている訳ではないが、今月はいつになく記事数が少ない。それと言うのも最近文章を書く事が大儀に思えて仕方が無いのである。 元来筆者は滔々と高説を垂れる程の蘊蓄も無く、仮に何か書いたところで以前読んだ書物やネットから拾い集めた概説等を、あたかも持論であるかのように記述する位しか能が無いのである。 尤も広告収入を得る等と大それた目的も無い事はご覧の通りだが、それでも「はてなスター」や「ブックマーク」を頂くと素直に嬉しい。それは「私」にとってはささやかな、しかし「風のかたみ」にしてみれば過分なる贈り物。その為だけに、こうして投稿を続けるているのかも知れない。 さて、二度ある事は三度ある。三度目の正直。仏の顔も三度まで、いや待て。仏様も三度も顔を撫でられたら怒るのだから、三度目はアウトなのか。 心を過る数多の不安に背を向けて、今回も以下の通り。 季節の花

    季節の花(霜月)その三 - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/11/24
    ブックマークやコメント嬉しいですよね☺とても励みになりますし、はてなブログの皆さまとてもお優しいのでいつも心が温まります✨
  • 季節の花(霜月)その二 - 風のかたみの日記

    iOS のバージョンが 14 になって以来、それまでの使い方が突然出来なくなったりして少々面喰っていた。しかも、そうこうしているうちに今度は Windows 10 が訳の分からないバージョン 20H2 とやらにアップデートしてしまい、これもまた何となく使い勝手が悪くなったような気がしてならない。 それでも、恐らく開発者は良かれと思って改定している筈で、事実、ネット情報を眺めていると徐々に組み込まれた新たな機能が判明しつつあるようだ。唯、それらの知識を習得するのに、当方はもう歳を取り過ぎたのかも知れない。 一連の変更への対応に思いの外時間を費やしてしまい、このブログの更新は置き去りされ、結果、用意していた「今週のお題」についての下書きも期限切れとなって、残念ながら没にせざるを得なかった。 とにかく忘れ去られてしまう前に何か投稿しなければ。遅筆、拙文の筆者としては、かくなる上はこれしかない。と

    季節の花(霜月)その二 - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/11/17
  • 季節の花(霜月)その壱 - 風のかたみの日記

    11月8日、暦の上では既に「立冬」を迎えたというのに気温はあともう少しで「夏日」に迫る23度を記録した。日には「小春日和」なる洒落た言葉があるが、そう呼ぶには少々暑過ぎるような気もする一日だった。 幾ら季節の変わり目とは言え、このような気温の乱高下に身体が付いて行く筈がない。尤も筆者はグレた不登校娘みたいな「何でも温暖化論者」では無いので、何事も甘んじて受け入れ、その原因を特定し断罪する心算は毛頭ない。 因みに同じような気候をアメリカでは「インディアンサマー」と言うらしい。前回このブログで取り上げたコミック「ピーナッツ」の登場人物であるルーシーは、弟のライナスに「昔、悪いインディアンが白人を騙そうとして・・・」と知ったかぶりの説明をした事があったが、悪いのは先住民族から土地を奪った白人のような気もする。 ともあれ「小春日和」も「インディアンサマー」にしてもイレギュラーな天候である事に変わ

    季節の花(霜月)その壱 - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/11/09
    お花に‘’マンネリ’’なんていう言葉は必要ありません✨毎日見ても癒しそのものです(*^^*)素敵な写真&動画をありがとうございます♪
  • 「ピーナッツ」70周年 - 風のかたみの日記

    最近の話題と言えばアメリカ大統領選挙を除き、何をおいてもアニメ映画鬼滅の刃」に落ち着くだろう。老いも若きも、右も左も、青も赤も、も杓子も、馬も鹿も、挙って難解な名前をもつ登場人物達が繰り広げる世界に夢中になっているらしい。 それなのに私は全くと言っていい程、作について何の知識も持ち合わせていない。このように新しい物事に対し興味が沸かなくなるという事は、既に老化現象の始まりなのかも知れない。 それはさておき、唐突ではあるが読者諸氏は「ピーナッツ」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。古くは時の総理大臣も絡んだ「ロッキード事件」において、受渡された現金を意味する隠語の事か、そうでなければ炒ったり茹でたりして、ビールのツマミに合う落花生の事だろうか。 しかし、私がこれから書こうとしているのは、もしかしたら「スヌーピー」と言った方が解り易いかも知れない、あの二足歩行が出来るビーグル犬が登場する

    「ピーナッツ」70周年 - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/11/08
    まず初めに食べるピーナッツを思い浮かべ、その後すかさず『スヌーピー』を思い浮かべました( *´艸`)
  • 日光2020 - 風のかたみの日記

    毎年この時期になると必ず日光へ紅葉狩りに出掛けている。昨年、一度目は東北自動車道が濃霧の為通行止めとなり途中で断念、日を改めて漸く辿り着いた事を思い出した。 kaze-no-katami.hatenablog.jp しかし今年は矢張り新型コロナウイルスの感染が怖いし、幾ら「go to ~」とは言ってもウカウカ物見遊山に行く状況とも思えない。 それでも、そのうち老いさらばえて、車の運転どころではなくなる日も必ず訪れるだろう。かってコーナーを攻めるなどと称しカーブの手前ギリギリまでブレーキを我慢して、スローイン・ファーストアウトで駆け抜けた(心算になっていた)あの頃は、最早記憶の底に沈みこんでしまった。 今では全く無理をせず安全第一を心掛けてはいるが、視力は低下、反射神経は衰え、判断力は鈍り、もしかしたら来年はもう免許を返納せざるを得ない身体になっているかも知れない。そんな事を漠然と考えながら

    日光2020 - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/10/30
  • 諡(おくりな) - 風のかたみの日記

    今回は柄にもなく少々苦言を呈したい。と言っても大した話では無く常識的な事なので気軽に読んで頂きたい。 先日、特に当ても無く適当に「はてなブログ」を冷やかしていたところ、偶然にもあり得ない、あってはならないと思われる文言を目にしてしまった。誹謗中傷が目的ではないので出典は開示せず、ましてやIDコールなどする心算は毛頭ない。しかし、そこには間違いなく「令和天皇」の四文字があったのだ。 恐らく書いた人に悪意は無く単に現在の「天皇徳仁」について言及しようと思ったのだろうが、コメント欄を見ても誰一人その「違和感」を指摘する者は無く、余程私が注意しようかとも考えたが、読者登録している相手ではないし、突然の書き込みは失礼になるかも知れず、そして何より無用な紛争を避ける為、そのまま放置する事にした。しかし、だからといって見なかった事にする訳にはいかないのだ。 では一体何がどう問題なのか。聡明な読者諸氏に

    諡(おくりな) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/10/21
  • ただその40分間の為だけに(最終回) - 風のかたみの日記

    半年後、クマは晴れて大学生になっていた。「晴れて」という表現が第三志望の合格に相応しいかはさて置き、アグリーやセンヌキを始め、他の仲間の男子生徒は軒並み浪人暮らしが確定し、それとは対照的に女子では唯一人国立大学を目指すメガネユキコを除いて殆どが短大等に合格していた。 尤も世間では一年間の浪人生活である「一浪」を「ひとなみ(人並)」と読み換え、ごく当たり前の事として認知しており、クマにしてもそれは選択肢のひとつではあったが、とにかく一日も早く自由の身を手に入れようと現役合格を目指していた彼は、迷わず入学手続きを取る事に決めたのだった。 前年9月27日、「ヒナコさんグループ」の演奏を終えて世田谷区民会館から帰宅したクマは、ギターを始めた中学1年から伸ばしていた右手の爪を短く切り揃え、楽器は綺麗に拭きあげてケースにしまった。予定ではそれは、大願成就の日まで封印される筈であった。 ところがその夜、

    ただその40分間の為だけに(最終回) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/10/11
  • ただその40分間の為だけに(18) - 風のかたみの日記

    結局ニクソン大統領は辞任、軍用ヘリコプターに乗ってホワイトハウスを去った。そのニュースが極東の日に伝えられた頃、東京は漸く梅雨空が晴れ、日に日に日差しが強まっていた。 「ヒナコさんグループ」は週一度の練習を欠かさず続けていたが、レパートリーは相変わらずヒナコとムーの二曲とアグリーの一曲のままで、それなりに仕上がってきたものの今一つ盛り上がりに欠けていた。 そんなある日、ムーが練習場所に発売間もないアイワのラジカセを持ってやってきた。「これを聴いて貰いたいんですけど」彼女は少し恥ずかしそう言うとプレイボタンを押した。ムーの男言葉は次第に無くなりつつあるようだった。直ぐにピアノの音がして歌が始まった。どうやら新しいオリジナルらしい。 それは掴みどころの無い不思議な曲だった。一度聴いただけでは把握出来ない。もしかしたら大傑作、それともとんでもない駄作か。演奏が終わった時、誰も何も言わなかったが

    ただその40分間の為だけに(18) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/09/25
  • ただその40分間の為だけに(7) - 風のかたみの日記

    「クマくん」若い女性司書教諭はそう声を掛けると直ぐに「あなたに悪いニュースがあります」と、まるで外国映画の台詞を直訳したような表現で続けた。しかし、それを聞いたクマは別に嫌な気はせず、それどころか随分洒落た言い方をするな、とさえ思った。 「言わなくても解ると思うけど、君をこのまま図書室に置いておく訳にはいきません」 その言葉にクマは如何にも心外という表情を浮かべて、殊更大袈裟に両手を広げ、ゆっくりと首を横に振る。それこそまるで外国の映画俳優がそうするみたいに。 「私は伝えるべき事は伝えました、件に関し君に拒否権はありません。直ちに3年1組の教室に戻り、現国の授業を受けて下さい」 『この芝居がかった言葉使いは、多分誰かが作ったルールなのだ。だからこの世界では誰もがそのルールを守らなければならない、与えられた台に役者が従うように』 「オーケー、ボス・・・」 そう答えたところでクマは目が覚め

    ただその40分間の為だけに(7) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/09/11
  • 季節の花 葉月 (ニ) - 風のかたみの日記

    今週のお題は「暑すぎる」との由。確かに梅雨明け以降、いきなり猛暑日が続き、気象情報等では「命に関わる暑さ」という言葉を用いて熱中症への注意喚起を行っている。 暑さを形容する文言が年々先鋭化しているような気もしないではないが、しかし残念な事に未だに搬送されたり、不幸にも命を落とす人が後を絶たず、8月に於いてその数は、新型コロナウイルスに因る死亡者数より遥かに多いという。しかもマスク着用がリスクを高めるというのも何とも皮肉な話である。 実際のところ屋外に出れば、照りつける強い日差しは正に「肌に刺さる」凶器である事を思い知る。にも拘らずその最中、私は飽きもせず「川口グリーンセンター詣」を続けていた。 それにしても首からカメラを提げてうろつくのはかなりシンドイ。しかもマスクをしている為、息でメガネが曇り、更に暑さで集中力が欠けピントが甘くなる。そして何よりも肝心な被写体の草花が「夏枯れ」で元気が無

    季節の花 葉月 (ニ) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/08/25
    紅葉が始まっているのですね!どうりで朝晩過ごしやすくなったワケだ〜😍秋はもうすぐそこですね✨
  • 季節の花 葉月 (一) - 風のかたみの日記

    8月1日。朝、カーテンを開くと久方の青空。唯それだけの事で気持ちが晴れる。朝も摂らずカメラ片手に車を走らせる。行き先はいつもの「川口グリーンセンター」。 午前8時40分、開園前の駐車場には既に数台の先客。この時間帯に訪れる人の殆どは重装備のカメラマン達。流石に家族連れは未だいない。 午前9時、検温を済ませ入園。シャッターを切りながら散策、暑い。日焼けを避ける為に着て来た長袖のサマーセーター、堪らず袖をまくり上げる。マスク必須の園内の体感温度は更に上がる。 1時間程で早くも消耗。いつものように誰もいないテラスの日陰で休息。テーブルに置いたスマホの気象情報は、関東甲信越の遅い梅雨明けを伝えていた。 尚、今回もまた撮影した写真を約3分半の動画に纏め、以下の通りYouTubeにアップした。 季節の花(葉月)/風のかたみの日記

    季節の花 葉月 (一) - 風のかたみの日記
    mmayuminn
    mmayuminn 2020/08/04
    テラスからのお写真とても素敵です✨お天気良かったのですね〜☼