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ブックマーク / plaza.rakuten.co.jp/boushiyak (9)

  • ★ 原田 敬一 『日清・日露戦争』 岩波新書 (新刊) - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Apr 27, 2007 ★ 原田 敬一 『日清・日露戦争』 岩波新書 (新刊) (2) テーマ:歴史分野の書籍のレビュー(111) カテゴリ:歴史 ▼   岩波新書の近現代史シリーズ。 いよいよ佳境。 日、ご紹介するのは、日清・日露戦争と日社会の変動をえがいた通史。 これがなかなか面白かった。 ▼   簡単におさらいしておこう。 ▼   書は、帝国議会から始まる。 政党の意義を認めないわけではない藩閥勢力は、「吏党VS民党」の初期議会に手を焼いた。 しかし藩閥勢力は、民党の基盤を政府財政を動員(=鉄道建設・民力育成)することで切り崩す、「積極主義」で突破していく。 とはいえ、憲法の規定にないものを、政府が一方的解釈をすることはなく、そのつど合議していったという。 「制度上の権力」(内閣)と「事実上の権力」(元勲)の分裂は、政党政治への待望をひきおこし、やがて伊藤博文の立憲政友会へと

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  • ★ 檜垣立哉 『生と権力の哲学』 ちくま新書(新刊) <1> - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Jul 9, 2006 ★ 檜垣立哉 『生と権力の哲学』 ちくま新書(新刊) <1> (2) テーマ:歴史分野の書籍のレビュー(111) カテゴリ:哲学・思想・文学・科学 ▼  これはいい…。久しぶりに、素敵な入門書を読ませていただいた。 ▼  著者が、その鮮烈な問題意識に即しながら、基をきっちり押さえる入門書にもなっている。なおかつ、我々が現代社会を批判的に再考する際に視野を広げてくれる…。そんな芸当ができる書物は、かなり希少価値に近い。現代の「生」、そして「権力」とは何者なのか。近年提示される≪生権力≫に対する、使えるのひとつ、といえるでしょう。 ▼  「生政治学」のミシェル・フーコー。「管理=コントロール社会」のジル・ドゥルーズ。「剥き出しの生」のジョルジョ・アガンベン…この3つを時間順に細やかにまとめていく。 ▼  性と死。我々を根源的な規定するもの。言語的で「文化的」な我々の

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  • ★ 女系天皇反対派の迷走(2)  八木秀次  『本当に女帝を認めてもいいのか』 洋泉社新書Y ほか - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Feb 7, 2006 ★ 女系天皇反対派の迷走(2)  八木秀次  『当に女帝を認めてもいいのか』 洋泉社新書Y ほか (6) テーマ:社会関係の書籍のレビュー(95) カテゴリ:音楽文化 (この日記は1からの続きですので、こちらからお読みください) するってえと、ご隠居。万世一系の皇室の伝統を惜しむ我々民草は、議論してはならないということなんですかい、ええ? てか、八っあん。その「惜しむ」女系天皇反対派の議論とやらも、よく分からないものが多くて困ってしまうものばかりじゃないか。たとえば、「女系天皇は、天皇制をやがて破壊に導くものだ」―――天皇制反対派は女系天皇賛成に回れということか? 喧嘩売るのなら、賛成派に回るぞ。 まあ、その辺はあっしもご隠居を誤解してましたしね。 次に「神武天皇以来の遺伝子」というのもあるが、こっちもひどい。神武天皇から50代下ると、共通する遺伝子は「2の50

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    mmddkk
    mmddkk 2006/02/08
    興味深いお話いろいろ。どう頑張っても、女系天皇反対派は詰んでいる?
  • ★ 森達也・森巣博 『ご臨終メディア』集英社新書 (新刊) - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Oct 29, 2005 ★ 森達也・森巣博 『ご臨終メディア』集英社新書 (新刊) (5) テーマ:社会関係の書籍のレビュー(95) カテゴリ:社会 危険なまでに面白い。 一気唖成に読み終えてしまうほど。 「日人の足は平均2未満である」といい、 2足の人間は平均的ではないと嘯く、オーストラリア在住の博徒、森巣博 「放送禁止歌」「A」など、ドキュメンタリー・映画監督で有名な森達也 まさか、こんなに面白いとは、買った私が一番驚いた。 どちらかといえば、メディアに厳しい森巣と、民意に厳しい森。 お手軽企画にみえて、こんなにまで刺激的なコラボ対談集があっただろうか。 「日の9・11」、地下鉄サリン事件。 国家によって統制されていないのに、日には自由がないのではないか。 この提起からはじまる2名の対談は、もう手がつけられない。 ジャーナリズムは、人を傷つけ、他人の不幸で商売する賎業を自覚

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  • 書評日記 パペッティア通信 : 万国の下流階層よ、団結せよ! 三浦展『下流社会』 光文社新書(新刊)

    Oct 24, 2005 ★ 三浦展 『下流社会』 光文社新書(新刊) (91) テーマ:経済分野の書籍のレビュー(50) カテゴリ:経済 アイタタタタタタタタタ!! これくらい、「思い当たることだらけ」で、激痛がともない半泣きにさせられてしまう作品も珍しい。日は、近年、「二極分化」「階級社会化」「パラサイト・シングル」「ニート」「勝ち組、負け組」などのキーワードで騒がれる、日社会の階層分化現象を一冊で総ざらいしてくれる作品をご紹介しましょう。新聞・雑誌を読む上で、たいへんお得な一冊になっています。 まず、ノッケから喧嘩を売ってくれます。 「あなたの下流度チェック」。これがイタイ。イタすぎる。 おまけに下流の三種の神器は、パソコン、携帯電話(pager)、プレイステーション。これに、ペットボトルにポテトチップ。あわせて「5P」と呼ぶんです。 どうでしょう? なんか自分のライフスタイルの

    書評日記 パペッティア通信 : 万国の下流階層よ、団結せよ! 三浦展『下流社会』 光文社新書(新刊)
    mmddkk
    mmddkk 2005/10/24
    「フジテレビは見ない、自民党を支持しない、渋谷に行かない、早寝早起き朝ごはん、財テクをする」これだ!
  • ★ 裁かれた無敵「蝗」軍 林博史『BC級戦犯裁判』岩波新書(新刊) - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Jul 25, 2005 ★ 裁かれた無敵「蝗」軍 林博史『BC級戦犯裁判』岩波新書(新刊) (2) テーマ:歴史分野の書籍のレビュー(111) カテゴリ:歴史 「通例の戦争犯罪」「人道に対する罪」で裁かれた、日軍B・C級戦犯。 この書は、保守的メディアにおける「BC級戦犯像」が、どれほど実像から隔たっているかをあきらかにしてくれる、待望の著作といえるでしょう。解毒剤としてお薦めしたい、一品です。 ● そもそも「BC級裁判」は、勝者の裁きとはいえない それは、枢軸国、とくにドイツに蹂躙された中小国の、残虐行為の責任者を裁判で処罰せよという声に由来するという。英米は当初「即決処刑」だった。被害者(女性、現地人)と、裁く側(男性、宗主国)はちがう。だからこそ、戦時性暴力を裁いた「女性国際戦犯法廷」は、意味をもつという ● でも「勝者の裁き」に見えてしまうのはなぜか 死亡率はシベリア抑留1割、

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    mmddkk
    mmddkk 2005/07/26
    「捕虜の3割を死なせた日本は、その虐待の異常さが戦時中から大問題にされていた」
  • ★ 岩田薫 『住民運動必勝マニュアル』 光文社新書(新刊) - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Jul 8, 2005 ★ 岩田薫 『住民運動必勝マニュアル』 光文社新書(新刊) (3) テーマ:社会関係の書籍のレビュー(95) カテゴリ:社会 すばらしい。 みなさんの周りに住む、迷惑住民・迷惑集団たち。 高層マンション・騒音問題・道路公害・迷惑施設から、さまざまな公共事業(高速道路・区画整理事業・ダム・新幹線)。果ては「巨悪」にいたるまで。素人は、どのように戦ってゆくべきなのか。「運動は嫌い」とうそぶく筆者による、住民運動のためのバイブルになっています。絶対買うべし! 住民運動の鉄則をまとめてみました。 1 絶対、一人では戦わない。(逆恨みされる恐れあり) 2 ゲーム感覚で「会」(住民団体)をつくって、迷惑住民に内容証明郵便を送れ 3 住民運動は先手必勝。建築確認申請や説明会開催時までに運動を始めよ。 仮処分申請や差止裁判は、建設前が勝負!! 4 獲得目標をどこにおくかは重要。「実

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    mmddkk 2005/07/08
    迷惑住民・迷惑集団対策に。
  • ★ 吉本佳生 『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか』 光文社新書(新刊) - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    Jun 9, 2005 ★ 吉佳生 『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか』 光文社新書(新刊) (7) テーマ:経済分野の書籍のレビュー(50) カテゴリ:経済 すばらしい。 「資産運用の新約聖書」の登場です。 お茶の間にとどく、中国株、インド株などをはじめとした、様々な新商品。 書は、外資系金融と金融工学の神話をぶっ壊し、そのほとんどがボッタクリ商品であることをマニフェストします。外資に立ちおくれる邦銀の姿も、べつの一面が見えてくることでしょう。その大概のものが、バブル期につかわれて、あとで問題になった商品の焼き直しにすぎなかったりします。 あなたの一生を左右する資産運用。 ダマされて預けてしまう前に、ぜひ読んでおきましょう。 たかが1200円の出費ですむのですから。 とりあえず、書の要点をまとめておきます。 1 高金利預金は、適用利率の期間に注意せよ。 2 外貨預金は

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    mmddkk 2005/06/09
    「結局、『自分で勉強して株式』もしくは、国債ということらしい」
  • ★ ドタキャン中国副首相「無礼」論にみる、新聞社説の迷走 - 書評日記  パペッティア通信:楽天ブログ

    May 25, 2005 ★ ドタキャン中国副首相「無礼」論にみる、新聞社説の迷走 (15) テーマ:社会関係の書籍のレビュー(95) カテゴリ:政治 また、書評をはみ出してしまうけど、すみません。 中国副首相の突然キャンセルに、 読売新聞と産経新聞がブザマにも、「無礼」「内政干渉」だと言い始めた。 ここまでくると、脳軟化症なのか?としかいいようがない。 ■靖国参拝の意義 首相は世界に向け説明を(産経新聞) 中国の呉儀副首相が小泉純一郎首相との会談を一方的に取りやめ、帰国した非礼な行為に対する閣僚などからの批判が広がっている。 これに関連、訪中した自民党の武部勤幹事長が中国共産党の王家瑞対外連絡部長と会談した際、首相の靖国参拝への中国の批判を「内政干渉だ」と指摘しながら、その発言を「誤解があるなら」として撤回したと報じられている。王氏が強く反発し、同席した公明党の冬柴鉄三幹事長らも「(武部

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    mmddkk
    mmddkk 2005/05/25
    読売・産経批判。
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