原発事故を検証するNHKスペシャル「メルトダウンFile.6」(3月12日放送)との連動企画。大津波をきっかけに、4基の原発で次々と緊急事態が連鎖した福島第一原発事故。あの時、最初にメルトダウンしたとみられる1号機では、その後も事態の悪化が止まりませんでしたが、東京電力はそのことに長く気づきませんでした。なぜ危機的な状況が見過ごされたのか。NHKでは、東京電力が当時、本店や福島第一原発などの各拠点をテレビ会議で結んで対応を検討した際の録画映像から20日間にわたる会話を文字に起こし、データベース化。約3万4千回にのぼる膨大な発言について、人の会話などの文章を解析する人工知能のテクノロジー(「IBM Watson Explorer」)も活用して独自に分析し、“危機”の深層に迫りました。