子供に自分だけの部屋を与えるかどうかは、家族計画や住居の選択にも関わる問題だ。2人目を産むかどうか悩んでいる米誌「アトランティック」のライターが、既存の研究や専門家の意見を参照しながら出した自分なりの答えとは──。 一人部屋が「当たり前」の時代 2人目を産むかどうか考えるとき、いつも家のことが心配になる。子供が2人になった場合、いま私たちが暮らしているシアトルの2ベッドルームの賃貸物件に住み続けるには、子供たちに同じ部屋を共有してもらわねばならないからだ。 自分も、友人たちの多くも、子供時代に自分の部屋を持っていた。住宅価格が高騰しているとはいえ、私はいまも、子供たちに同じようにしてあげたいと思っている。 そもそも、なぜ親たちは、子供に一人部屋を与えることを重視するのだろうか。米国では過去数十年間、家のサイズが大きくなり、少子化が進むのにともない、子供が自分だけの部屋を持つことがより一般的