コロナ禍で自粛生活、円安進行で物価高、高齢化に伴う医療費負担の増大……。多くの人が「仕方がない」と受け入れてきた閉塞感は、なぜ解消できないのか?同調圧力に屈することなく、堂々と「NO」を突きつける気…
コロナ禍で自粛生活、円安進行で物価高、高齢化に伴う医療費負担の増大……。多くの人が「仕方がない」と受け入れてきた閉塞感は、なぜ解消できないのか?同調圧力に屈することなく、堂々と「NO」を突きつける気…
独りラブホ考現学/第17回 新型コロナ渦によってまたぞろテレワークというのが推奨されている。なんでもテレワークとは「遠く」で「働く」という意味らしい。それならば「遠隔地労働」という風に分かりやすく名付ければよろしい。何でも横文字にして実相を誤魔化そうとするのは東京都知事だけで結構である。 筆者は、今次の新型コロナ渦についてその将来を全く心配をしていない。人類の歴史とはすなわち感染症との闘いの歴史であった。その数多の感染症とパンデミックを乗り越えて私たちは今ここに立っているのである。歴史に聞けば、このような新型ウイルスの猛威は、私たち祖先が数千年の間、営々と繰り返してきた歴史的葛藤のトレースにすぎない。その「新しいタイプ」がたまたま、私たちが生きている時代にやってきた、という事である。 せいぜい、季節性インフルエンザの5倍~程度の致死率に何を狼狽するか。国土が回復不能に陥る原発事故の方がよほ
2月1日、圏央道外回りから、いつものように東名上りに合流しようとJCT分岐路に入ったところ、なぜか東京方面がナイ! 「あれ、分岐を見過ごして通り過ぎちゃったかな?」 高速道路研究家ともあろう者がお恥ずかしい。勝手に赤面しつつ、「厚木で降りてUターンしよう」と思っていたが、どうも様子が違う。 「あ、これって新東名じゃんか!」 高速道路研究家としてダブルで恥ずかしいのだが、この4日前に海老名南JCT-厚木南IC間(2km)が新規に開通していたのを知らず、私は海老名JCTのつもりで、海老名南JCTで分岐してしまっていたのだ。 ただ、開通を知らなかったのも無理はない(断言)。なにせたったの2kmなので。「新東名開通」と言えば大動脈みたいに聞こえるが、現状は圏央道からピロッと盲腸みたいに伸びただけ。厚木ICや海老名JCTの混雑緩和に若干貢献する程度で、地元のドライバー以外にはほぼ無関係な開通だったの
亡くなった人が残していったブログやSNSの痕跡を追った、2015年12月刊行の書籍『故人サイト』が話題を集めている。 著者の古田雄介氏はSPA!でも10年以上前から記事を書いているライターだ。古田氏のライフワークはズバリ「死」である。初めて知り合った頃から耳元で「死!」、「死!」と囁かれ続けているのでさして気にもならなくなったが、嬉々として「死」について語る姿はやはり変人である。だが、変人と天才は紙一重でもある。そんな天才に転ぶかもしれない古田氏の著書は、やはり異彩を放っている。なにせ死んでしまった人が残したサイトを100件以上も丹念に読み、さらに場合によっては遺族に掲載許可を取り付けるという、途方もない作業を成し遂げた末に生まれた本である。異彩を放たないわけがないのだ。 今回はそんなSPA!でも活躍する変人(天才)の古田雄介氏の素顔に迫るべく、対談形式で話を伺った。そこから見えたのはイン
今年に入って日本人2人の斬首、ヨルダン人パイロットの焼殺、エジプト人21人の一斉斬首とますます極悪非道とのイメージが強まっている過激派組織「イスラム国」(IS)。 だが、驚くなかれ。テロ組織ファイナンスの専門家、ロレッタ・ナポリオーニは、偶然、ISの「決算報告書」が見付かったとしている。 「彼らは、自爆テロ一件ごとの費用にいたるまで詳細な収支を記録し、高度な会計技術を使って財務書類を作成している」。「これはたしかに、どの武装集団もやったことがない」(『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』村井章子訳、文藝春秋)。 この事実だけでも“ゴロツキ集団”という見方は大きく覆されるだろう。 当たり前だがISは自然発生的にできたものではなく、少なくとも100年にも及ぶ歴史の様々な出来事の結果としてある。 3本の映画を材料にその来歴をざっと見てみよう。 ◆100年前の領土を取り戻す なぜISが多くのム
【挑戦者】ライターU 大盛り大好き。食生活が学生時代から変わらずに、加齢とともに徐々に体重が増えつつある今日この頃。お腹まわりや筋力の衰えが気になってはいるものの、ランニングや筋トレが長続きせず三日坊主で終わっているヘタレ 「一日5分でお腹は簡単に引っ込みますよ。必死にお腹を折り畳む腹筋をやるよりも、静止してポーズをキープするだけのトレーニングのほうが腹に効きます」 メタボになりつつある我が身には頼もしい話だ。でも、ガツガツ筋トレをするのはまず無理な話。痩せようとは思いつつ、毎回筋トレを習慣化できず挫折続きだ。 「このトレーニングなら空き時間に体を動かすだけで、体質が変わっていきます。運動でエネルギーを使うのはもちろん、筋力がつけば、そもそもの基礎代謝のアップにも繫がります。僕は20年間1kgも体重が変わってません。それはトレーニングのおかげですよ。いつも好きなだけ好きなときに食べたり飲ん
◆「震災以降は、ご遺体安置所の受付をしています」 2011年、夏。東京の代官山では、被災地である岩手三陸を支援するためのイベント「復興食堂」が開催されていた。 「復興食堂」は、被災者同士の交流の場を作るために活動している炊き出しキャラバンである。普段は被災地を駆け巡り、食事と宴(うたげ)の場を提供しているが、ときどきこうして、支援者との集いの場を作るため、京都や北海道など、被災地以外の場所でも開かれている。 代官山での開催にあたっては、『週刊SPA!』内の連載「週刊チキーーダ!」を共同連載している相方、経済学者の飯田泰之もボランティアとして奔走していた。そうした縁もあって、その日は僕もほんの少しだけ、このイベントのお手伝いをさせていただいた。 イベントでの司会や、ネット番組を通じた宣伝など、本当にわずかなお手伝いではあったものの、それが誰かの助けになるのであればと、懸命にこなしたことを覚え
復旧作業が続き予断を許さない福島原発。3・11以降も訳知り顔で福島原発を語る人は少なくないが、06年から福島原発の周りでフィールドワークを続けてきた社会学者がいた。開沼博――1984年、福島県いわき市生まれ。現在は東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍する若手社会学者だ。 開沼 私は06年から福島を中心に青森や新潟の原発立地地域とその周辺でフィールドワークを行ってきました。福島県いわき市に生まれ育ちましたが、必ずしもそれが研究の動機ではありません。動機は「日本の無意識」を明かすことでした。つまり、私たちの意識の中での「日本」のイメージは、時に「東京」や「先進国としての豊かさ」とヒモ付けられがちですが、そこに現れない無意識的なものこそが、実は日本を形作っているということを解き明かしたかったのです。そのためにも「東京=私たちの意識する日本」の源としてのエネルギーを支える福島、あるいは東北とい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く