基地に出発するため、家族と別れを告げるロシア予備兵。彼を待つ運命は……(9月28日) REUTERS/Stringer <軍の人手不足を補うため部分動員に踏み切ったプーチンだが、秩序も装備も訓練も補給も失われ、新兵たちには「大砲の餌食」になる「消耗品」としての運命が待つ> [ロンドン発]ウラジーミル・プーチン露大統領は30日、モスクワのクレムリンで上下両院議員らを前に演説し、占領するウクライナの東部ドネツク、ルハンスク、南部ザポリージャ、ヘルソン計4州(ウクライナ国土の約15%)の併合を宣言した。最大100万人を徴兵できる予備役動員を正当化し、エネルギー危機を悪化させ、米欧とウクライナを分断させる持久戦に持ち込む狙いがある。 ロシア国営通信社タス通信によると、4州で9月23~27日に行われたロシア編入を求める住民投票で「ドネツク人民共和国」は99.2%(投票率97.5%)、「ルハンスク人民
![死ぬために動員されるロシア新兵たち...「現場」は違法行為が溢れる無秩序状態に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b14ffcdf7ac4ae4fc37c45538866fe43a03dd736/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fkimura%2Fassets_c%2F2022%2F10%2F221001kmr_rms01-thumb-autox675-525487.jpg)