VR=ヴァーチャル・リアリティ。古くからあるこの技術が、いま大注目を集めている。いったいなぜか? VRは私たちをどこへ連れて行くのか? 期間限定でお台場で開催されている「VR ZONE」でこの技術を体験し、大いに取り乱した作家・海猫沢めろんさんが、開発者である(株)バンダイナムコエンターテインメントのコヤ所長に、「VRの核心」を聞いた。【第3回】(→第1回はこちら) 人間の「ニーズ」をつかむ ——「VR ZONE」の裏側について聞きたいんですが、行ってみて、工夫してるなと思ったのは、人の心理をうまく突いてるところなんです。 例えば、「脱出病棟Ω(オメガ)」では、車椅子で移動する、懐中電灯で暗がりを照らす、という2つの要素があります。これによって動きの自由度が限定されるし、視線も一点に誘導される。結果、ものすごいドキドキするんですよ。心理学とか、認知行動科学みたいなものは取り入れてるんでしょ
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