1 WS 問題提起:原発リスクコミュニケーション失敗続きの原因 ○林 衛(富山大学人間発達科学部) WS 開催主旨(オーガナイザによる) 2011 年 3 月に原発震災が始まってから 1 年半がすぎ,子ども・被災者支援法が成立したも のの,被曝を避ける権利は十分に確立せず,低線量被曝問題では,がれき処理,食品「風評 被害」問題など,混乱は収まる気配をみせていない。それどころか,「対立」や「分断」が深刻 化している場面もみられる。また,エネルギー政策,脱原発をめぐる政策立案に向けたパブリ ック・コメントや意見聴取会が参加型民主主義の新しい試みとしてとりいれられたものの,その 実施方法や広報に大きな課題を残している。そこで,研究者や政府,市民,メディアによる原 発に関するリスクコミュニケーション,意思決定のための情報共有の分析事例を話題提供者が 紹介し,対論者のコメントと会場とのやりとりによ