今日(2014年6月15日)の日経新聞で、羽田成田を直結させる鉄道を建設しよう、という話が記事になっている。 この話は何度も出て来るのだが、果たして羽田と成田を直接移動するための鉄道は必要なのだろうか。普段から羽田成田を移動している地方在住者の立場で意見を述べる。 結論から言えば、必要度の低い公共事業を行うために、関東住民の理解を得られそうなネタを作っているだけのことである。地方で公共事業を行うことに対しては、関東住民からの批判が強いが、関東で公共事業を行うのであれば、関東住民からの批判は起こりにくい、という現実を突いているのだ。 「必要性」の根拠を地元負担という点から客観的に考えてみたい。例えば整備新幹線では地元負担があっても建設したいとの地元の声が強いが、この羽田成田直結鉄道については、地元負担を嫌って、少なくとも東京都知事が舛添氏の間は、具体化することはないように感じられる。都知事が
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