東京電力福島第1原子力発電所1号機で解体される建屋のカバー(2015年7月28日撮影)。(c)AFP/TEPCO 【7月31日 AFP】2011年の東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所事故によって健康面への影響が尾を引くと予想されるのは、身体的打撃よりも精神的打撃だとする研究論文3件が31日、英医学専門誌ランセット(Lancet)に発表された。 3本の研究論文はさらに、精神衛生上の悪影響について、地震の混乱による精神的外傷(トラウマ)や有害な放射能に対する不安感だけでなく、自治体および保健衛生当局の危機管理上の欠陥にも起因していると述べている。 福島第1原発のメルトダウン(炉心溶融)は、原子力の出現以降、国際的な事故評価尺度(INES)で「レベル5」以上に至った5大事故の一つとなった。この事故で同原発から半径30キロ以内の17万人が避難。2014年の調査時点では、避難した2万世帯以上のう
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