科学技術予算、かみあわぬ議論 [09/11/20] 東京科学グループ・行方史郎、安田朋起、佐々木英輔、佐藤久恵 行政刷新会議の「事業仕分け」で13、17の両日、文部科学省の科学技術関連施策約40項目が対象になり、科学とお金をめぐる議論が衆人環視のもとにさらされた。意義や成果について「国民目線」のわかりやすい説明を求める仕分け人と、うまく答えきれない文科省側の間に溝が目立ち、「科学技術にどれだけ税金を投じるべきか」という判断の難しさが浮き彫りになった。 ◇「事業仕分け」、関連の約40施策も対象 事業仕分け人には松井孝典東京大名誉教授(中央)ら自然科学系研究者4人が参加した=13日、東京都新宿区、池田良撮影 ◇仕分け人・文科省に溝 事実上の凍結を言い渡された次世代スーパーコンピューター開発(来年度概算要求額268億円)。文科省側が掲げる「計算速度世界一」の目標に疑問が出たが、議論はかみ合わな