『ヒトはなぜ拍手をするのか-動物行動学から見た人間-』小林朋道・著/新潮社 著者は鳥取環境大学教授で専門は動物行動学、人間比較行動学。 <私はこの本で、人間の日常的な生活のなかに見られる「動作」や「行動」「心理」「感情」について頭に浮かぶものをいくつかあげ、進化の仕組みに照らして「なぜそうなのか」について分かりやすく解説してみようと思う> とまえがきにあります。 <解説といっても、科学的に充分証明された知見を並べたわけではなく、これまでの研究成果も踏まえた、現時点での推察をふんだんに入れた内容にした> と、ことわっておられる点が好感が持てます。 たまに科学の名を借りて、充分に証明認知されていない手前味噌な学説を、さも普遍的真理であるかのように述べておいでの先生も見かけますから、最初にこう書かれているとほっとします。 内容は読んでいただくしかありませんが、定価1000円(税別)でこの内容は私
本日が公式情報公開解禁日なのですが、すでにフライングでネットに漏れていてお知りになった方からメッセいただいたりもしておりました。 私がスタッフとして参加しておりますゲーム『メタルマックス3』の制作が進んでおります。 ハードは、ニンテンドーDS。 メインスタッフのT氏の日記を一部転載させていただきますと <「鋼の季節」で不評だったシステムは、ほとんど破棄! オリジナルに近いシステムです。 戦車も3台。タッチペンはなし! 装甲タイルも復活です。 で。 もちろん、新システムも満載です。 お楽しみに♪> だそうです。 2010年3月4日のファミ通.comを見ますと、私の役職?はアートワークとなっていますが、私はおもにモンスターデザインの作製とそれに関連した映像にアドバイスをさせていただいております。100%私の担当ではなく、他の方の手になる部分もありますのであしからず。 私の担当部分はすでに追加注
他人のふんどしで相撲を取ると申しますが、他人のブログで記事を書かせていただきます(笑 友人(と言ってもエンターテインメント業界では先達であり、年齢的にも7つくらい上)のさくまあきら氏の仕事人裏日記(2010年2月27日)をご覧ください♪ 私が小池一夫劇画村塾の門下生であることをご存知の方もおいでと思います。 先日、その同窓会(といっても1~8期生まで。人数多すぎて一挙にやるのは難しいため)が渋谷で開かれ、行ってまいりました。 さくま氏の記事の下のほうにある当時の新聞記事は私が持参したコピーです。 集合写真では、首からカメラを提げて左のほうにしゃがんでます。 懐かしい顔と(無論師匠の小池先生とも)お会いできて楽しいひと時でした。 さくまあきら氏や高橋留美子氏とは同じ一期の同期生です。 1977年の開塾当時、私はまだ18歳でした。 みんないつの間にか歳をとったものです。 村塾の後輩に当たるとが
そういえば、先日亡くなった友人の医師I氏(「さらば友よ」参照)が、昔言っていたことで 多くの患者さんを診てきて思うのだが 農業や漁業といった、自然を相手に働いてこられた方のほうが、自分の病(と間もなく訪れる死)というものを、素直に受け入れて逝かれるような気がする、と。 そういった方々は、この世界には人の力ではどうにもならないものが存在するという事を日ごろから肌身に染みて知っておられるため、無用な取り乱しや現実逃避をする割合が少ない。 むしろ困るのは、政治家とか、ある種のセンセイと呼ばれる方たちで 日ごろから怒鳴ったり下手に出たり、交渉ごとでなんとかなるという感覚が身についているせいか、病に対しても同じ態度でなんとかしようとしてしまう。 怒ろうと言いくるめようと、病も死期もなんともならないのに、と。 その話をしてくれたI氏は、先日の日記にも書きましたとおり、淡々と自分の死期に望み、勤めを果た
先日、友人と電話していたら、最近何十本か立て続けにわけあってゾンビ映画(レンタルDVDなど)を見たとの話。 それで、ゾンビ映画にも、微妙にお国柄の違いがあるようだと。 友人が感じたことには やはり一番戦闘的なのはアメリカ。 中でも歯を向き出して戦うキャラは、イギリスや日本のゾンビ映画に比べて多いように思うと。 と言っても別に正確な学術論文を書こうってんじゃないですし、あくまで限られた範囲での印象で、世の中にはゾンビ映画は見てないものはない、などとおっしゃる超マニアの方もおいででしょうから、そういう豪傑には、また別の分析がおありかも知れません。 あくまで、アバウトな話として読み流してください。 さて、そこで日本のゾンビ映画。 友人が言うには、迎え撃つ人間が弱くて、それに呼応してか襲い掛かるゾンビも少々弱めなものが見受けられる。 そして、欧米のものに比べて特徴的なのが、襲われてゾンビが強いと見
昔友人の漫画家さんから聞いた言葉ですが その人が好きでやっていたゲーム。なんというタイトルだったか忘れました。 色々な「徳」を集めて世界を回るシナリオだったか、ある街に行くと 「あなたは『誇り』がありますか」 と問われ 「はい」 と答えると 「誇りは徳ではありません」 と言われる。 なかなか至言だと思ったものですが、それから十年以上いやもしかして二十年近く?も生きてきて そのセリフの意味するところに、しみじみ笑みがこぼれます。 今回も、少々長い話になります。 お暇な方はお読みください。 いきなり結論から申しますが 「誇り」や「プライド」を抱きしめている人とは、真実を語り合うことは難しいです。 なんでも心置きなくハラを割って語り合えるのは、己のプライドを捨てた人だけです。 これは、ともすると誤解を招く表現で、いささか解説が必要なのですが よく卑劣な犯罪者や、無責任きわまりない人物に対して言わ
漫画家「は」つらいよ ではなくて 漫画家「も」つらいよ です(笑 どんな商売でも気楽な部分、言い換えれば他人からうらやましがられる部分と、人知れずしんどい部分がある(均等にあるわけではけしてないですが)ものだと思います。 私どもの商売も、部外者の方には知れないさまざまなことがあって 時には「気楽に金儲けしやがって」みたいな見方をされることもありますが、確かにこれまでの人生で 「あんな作品であんなに儲かっていいなあ」 と思った作品や作家さんもおいででなかったとは申しませんが(笑)、楽屋裏に回って、何から何まで 「お気楽に金儲け」できてる作家さんというのは私は見たことがありません。 むしろ 「あんなに儲かってうらやましいけど、あんなに大変なんだったらオレはカンベン」 みたいなケースが多いような; とはいえ、自分としては曲がりなりにも好きな漫画でゴハンを食べられるんで、感謝してもしたりない日々
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