消えない放射能汚染-90年代半ば以降、 定常状態となっているセシウム137の濃度 セシウムの濃縮係数はセラフィールドでは最大180、 六ヶ所申請書は30=大幅な被曝の過小評価 六ヶ所再処理工場の運転開始と、それがもたらす海洋汚染の危険が差し迫っている。六ヶ所再処理工場が動き出せば、どれほど海が汚染されるのか、その姿を実態に照らしてリアルに描き出すため、アイルランドから、20年分の報告書とデータを入手した。 アイルランドの公的研究機関であるアイルランド放射線防護研究所(RPII:Radiological Protection Institute of Ireland)は、アイルランド周辺海域の魚介類・海草、海水、海底堆積物中の放射能濃度を、1982年以降現在まで、20年間に渡って継続的に測定している。私たちが入手したのは、このモニタリング・データをまとめた報告書『アイルランド海洋環境の放射能
2006年4月29日 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 日本原燃は4月28日に放射能廃液約600トンを海洋に放出した。これに強く抗議する。 4月25日に岩手の10市町村から六ヶ所再処理工場に視察に出向き、岩手現地で説明会を開くよう要求したのに、日本原燃はそのとき放出のことは何も言わず、結局は要望を黙って踏みにじった。さらに、5月2日には岩手県市長会の視察が、5月11日には岩手県議会環境生活常任委員会議員の視察が予定されている。今回の放出はこれらの人たちの顔に放射能をぶっかけるような行為である。 600トンは4基ある放出前貯槽の1基分である。まだ3基分1800トンを貯蔵する余裕があるのに、急いで放出する必要はなかった。三陸の人たちの憂慮に対して、急いで既成事実をつくろうとしているとしか考えられない。 しかも、放出したのは金曜日であった。まさに「魔の金曜日」というべきである。土日の公表は
声 明 IRPA第10回広島大会を皮切りとした ICRPによる 放射線防護基準の根本的改悪策動に反対する ICRPの改悪の先取り=東海村臨界事故の被曝者切り捨てを許すな 国際放射線防護委員会(ICRP)は、放射線防護基準の根本的な改悪策動を進めている。広島で開かれる国際放射線防護学会(IRPA)第10回大会(5/15~19)を皮切りに、その公然たるキャンペーンを開始しようとしている。来日するクラークICRP委員長は5月17日、平和記念公園内の会議場において講演を行い、合意形成に向けた第1歩にしようとしている。 改悪の内容は、①線量限度(公衆1mSv/年、職業人20mSv/年<日本は現行50mSv/年>)を廃止し、「政策的・実務的しきい値」に他ならない「対策レベル」(30mSv/年)を導入する。30mSvまではあびるにまかせよ。②さらに集団線量に基づくリスク評価を廃止するというも
26 第一回駒場祭での仮装行列「百姓一揆」 (『東大教養学部「駒場祭展」記念誌』 2000年11月) 第一回駒場祭での仮装行列「百姓一揆」 吉川 勇一 一枚の写真がある。第一回駒場祭での仮装行列に参加し、第三位で入賞した私たち「民俗学研究会」の写真だ。画面では読めないが、右端の武士が手にしている高札には、こう書いてある。 定 一、百姓一揆取締りの為には村の一つや二つぶっつぶしても差支えなきこと 天明 年 月 吉田 白足袋守 一、百姓一揆の為、関所の通行不可能の者は、租税納入の当日に限り、関所以外の通行を許可する。 天明 年 月 駒場庄 手代 矢内原 忠之丞 何で、こんな文句が喝采をはくし、三等に入選したのか。今の人には少し解説がいるだろうと思う。 しばらく駒場には行っていない。おそらくすっかり構造は変わってしまっているのだろうが、五十年前の当時は「東大前」駅のプラットホームの階段を
Archive 4. 矢内原忠雄総長のこと (『思想の科学』1967年4月号「特集・わたしのうちの大学 外の大学」)(04/04/20に転載) 文章は、『思想の科学」に掲載したままですが、一部の元号を西暦に直し、また、漢数字を算用数字に書き換えてあります。また、原文で、傍点がついているところは、ゴシックにしました。 矢内原忠雄総長のこと 吉 川 勇 一 私が東大に入学したのは1949(昭和24)年、新制の大学制度が施行された最初の年で、初の教養学部長に任命されたのは矢内原忠雄教授でした。私が処分を受けて大学を去ったのは1952(昭和27)年で、その時の総長が矢内原忠雄教授でした。 以下、矢内原さんと私の大学生括についてのいくつかの思い出を紹介してみることにします。 教養学部の2年の秋、駒場をはじめ、全国の大学に大規模な学生運動が展開されました。いわゆる1950年のレッドパージ反対闘争です。
プルトニウムがガンを引き起こす危険性は考えられてきたものよりも高いだろう Plutonium cancer risk may be higher than thought ニューサイエンティスト 2004年7月14日 ロブ・エドワード http://www.newscientist.com/news/news.jsp?id=ns99996152 プルトニウムは従来考えられていたよりも何倍も危険であるようだ。国際的な安全限度における計算において受け入れられているものよりも、体内に摂取した内部被曝によるガンの危険性は10倍高くなるだろう。 この危険性は英国政府のために放射線専門家たちによって書かれた報告書において強調されおり、この報告書がニューサイエンティスト誌にリークされてきた。プルトニウムが放出する低レベル放射線は、ヒトの細胞に対して、従来考えられていたよりも大きな損傷を与える可能性がある
新聞等の報道でご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、2歳から18歳になった今日に至るまで、日本で暮らしてきたマリアムさんとその家族が、イランに強制送還される見込みが高くなっています。昔から保育士になりたいという夢を抱いていたマリアムさんは、最近、育英短期大学保育学科への推薦入学が無事に決まったばかりです。 【事件の概要】 マリアムさんのお父さん、アミネ・カリルさんは、1990年、日本がまだ好景気でバブルに湧き、イランとの間でビザなし渡航を維持していた時期に、移住労働者として日本に入国。翌年には奥さんのファロキさんと、2歳のマリアムちゃんが入国しました。1996年には次女のシャザデちゃんが日本で誕生します。 ご推察のとおり、アミネさん、奥さん、マリアムちゃんは全員、短期滞在の資格しかなかったので、すぐにオーバーステイになりました。シャザデちゃんにも在留資格はありません。 しかしながら、一家
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