Blue Earth 現在スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2009」では、太陽光発電機能やリサイクル材料の使用など、環境問題に関心のある層をターゲットにした戦略を打ち出す携帯電話メーカーが増えている。 Samsung Electronicsは背面にソーラーパネルを装備した「Blue Earth」を発表した。太陽光による充電が可能。ボディには使用済みペットボトルから再生したPCMを利用している。ディスプレイの明るさ、バックライトの点灯時間、Bluetoothなどが省電力設定になるEcoモードにワンクリックで切り替え可能。ユーザーが自動車を使わずに歩行したことで、どれだけCO2排出が削減されたかを確認できる万歩計機能を備える。 LG Electronicsも年内にソーラーパネル搭載携帯を欧州市場向けに投入する計画を明らかにした。同社は2010年までに
雨の中、バイオ燃料のテスト飛行から無事に帰還したJAL機=30日午後1時57分、東京・羽田空港 日本航空(JAL)と米・ボーイング社などは30日、植物から作ったバイオ燃料による試験飛行にアジアで初めて成功した。ジャンボ機の4基あるエンジンの一つをこの燃料で動かし、羽田空港から仙台市上空まで往復した。 飛行を終えた小林啓二機長は「通常の燃料と全く変わらなかった。むしろパワーがあると感じた。実用化への大きな一歩だ」と話した。 テストした燃料の主原料はアブラナ科のカメリナという植物。化石燃料と比べ、生産過程を含めた二酸化炭素の総排出量を抑えることができ、非食用植物のため、食物市場にも影響を与えない新たな燃料として期待されている。 燃料をつくった米国のメーカーによると、燃料の価格は1バレルあたり110ドル前後で、現在の燃料の約2倍。同社の担当者は「植物の栽培コストが85%を占めており、大量
■温暖化、資源、食糧問題を一挙解決 地球温暖化防止が世界の最重要課題に位置付けられるなか、燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出したとみなされない植物由来のバイオ燃料が脚光を浴びている。その原料には大豆やトウモロコシ、サトウキビなど、食用植物が用いられることが多い。しかし、この需要が増大したことで、食糧価格の高騰という弊害をもたらしたのも事実。バイオ燃料の普及に向けては、非食用植物を活用することが急務だ。 そうしたなかで、将来性が期待されているのが、ディーゼル燃料と同じ成分のオイルを作り出す藻だ。 ◆細胞にオイル貯蔵 その新種の藻は2005年に国内の温泉地で発見された。「シュードコリシスチス・エリプソイディア」と呼ばれ、軽油と同じ成分のオイルを細胞内に蓄えているのが特徴。 現在、慶応大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の伊藤卓朗研究員とデンソーの研究チームが、バイオ燃料の原料とし
原油高騰を背景に、穀物大手からエタノールメジャーに成長した米ADM。 我が世の春も束の間、原油下落でエタノールの収益性が悪化、株価も低迷。 環境問題や食糧問題から批判が集まるバイオ燃料に今後も固執するのか。 世界最大の米穀物加工会社アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)のパトリシア・ウォルツCEO(最高経営責任者)は、原油価格が下落する前から、極めて難しいビジネス上の綱渡りをしていた。その綱渡りが今や実に危険な事態に陥りつつある。 同社にとって2008年は激動の年だった。トウモロコシ由来のエタノールに対する熱狂が冷める中、ウォルツCEO(55歳)は物議を醸すこの燃料添加物への肩入れを続け、顧客企業を怒らせている。原油下落で収益性が落ちたエタノールは環境に悪く、食用トウモロコシをはじめ様々な食品価格の高騰を招いたと批判の的だ。 日頃は冷静だが、ウォルツCEOが自らが耐えている精神的緊
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く