新年度が始まりました。今月から子どもを保育園に預けて仕事に復帰する方がたくさんいるでしょう。保育園に入れると決まっても、最初は2時間、3時間と短時間の預かりで、すぐにお迎えの時刻になります。 新しい環境に「慣れる」ため、子どもにとってこの時期はとても重要です。保育事故に詳しい弁護士の寺町東子(てらまちとうこ)さんに「慣らし保育」の重要性を聞きました。 保護者はもちろん、育休復帰者を迎える上司の皆さんも、ぜひご一読下さい。 ―― 4月2日から保育園が始まり、育休から復帰する人がたくさんいます。保護者は「早くしっかり働きたい」と思うものです。一方、保育園に入園した当初は短い時間しか預かってもらえない…という声も聞きます。 寺町 「早くフルタイム復帰したい」というのは、保護者が職場からのプレッシャーを感じるためでしょう。気持ちはよく分かりますが「慣らし保育」は子どもの安全確保のため、とても重要